|
|
アーティスト・トーク第6回「gozoCinè をめぐって」 日 時:2008年11月30日(日) 会 場:愛知芸術文化センター12階 アートスペースA 入場無料(事前予約等の必要はありません)
|
|||
|
「gozoCinè 」(ゴーゾーシネ)とは何か? それは、1960年代より現代詩の最先端を疾走し続けている詩人・吉増剛造が、2006年より新たな試みとして精力的に手掛けている、短編映像作品の連作です。しかし、詩人自らによって名付けられた「gozoCinè 」が何であるのか、映像詩とも、映像エッセイとも呼び難いこの作品群を、既存のジャンル区分に従って説明することはできません。 「gozoCinè 」には、吉増剛造が詩をベースに様々な領域で、多角的に繰り広げてきた活動が、集約的に流れ込んでいます。つまり詩作、朗読、写真などの表現や、映画、音楽、美術作品等への批評的思索、さまざまな土地への紀行的な探求などが、デジタル・ビデオという新しいメディアを用いることで奔流となり、重なり合ってゆくのです。 吉増は「gozoCinè 」の中で、私たちに呼びかけるように語ります。「gozoCinè 」を観る私たちは、その呼びかけの言葉に誘われて、まいまいず井戸、プール平、ブラジル、奄美等々の土地を巡り歩くことになるでしょう。「gozoCinè 」とは、その土地に立った吉増の身体の震えや、息遣い、思索の波動などが、映像という媒体を通して、この場所に集った私たちと共振する体験である、と言えるかもしれません。 この催しは、作者である吉増剛造と、與謝野文子、八角聡仁のゲストを迎えて、言葉、声、詩、映画、音楽、風土、歴史、記憶等々、さまざまな要素が重なり、織り込まれた、新しい作品「gozoCinè 」の誕生に共に立ち会って、その喜びを分かち合うとともに、様々な角度から作品を読み込む機会となるものです。近々DVD刊行が予定されている「gozoCinè 」の瑞々しい息吹に、一足早く触れるこの催しへ、皆様、ぜひお越しください。 『まいまいず井戸――take I 』(写真左)/『リオ、ジャカランダ』(2008年、写真右上)/『プール平』(2006年、写真右下) 上映予定作品
|
|
||
企画・制作 | : | 愛知芸術文化センター・愛知県文化情報センター |
主 催 | : | 愛知芸術文化センター |
協 力 | : | オシリス |
|
このページのTOPに戻る |