以下の催し物は終了しています


gozoCineをめぐって        

アーティスト・トーク第6回「gozoCinè をめぐって」
この催物は終了しました
日 時:
2008年11月30日(日)
会 場:愛知芸術文化センター12階 アートスペースA
入場無料(事前予約等の必要はありません)
14:00 上 映 gozoCinèより
『まいまいず井戸――take I
(2006年7月7日撮影)
『奄美フィルム――ミホさん追悼』
(2007年11月11〜12日撮影)
などの作品に、新作も含めた約1時間のプログラム
吉増剛造
15:00 シンポジウム
16:30 終了予定
出演=吉増剛造(詩人)、與謝野文子(詩人、批評家) 、八角聡仁(批評家)

 「gozoCinè 」(ゴーゾーシネ)とは何か? それは、1960年代より現代詩の最先端を疾走し続けている詩人・吉増剛造が、2006年より新たな試みとして精力的に手掛けている、短編映像作品の連作です。しかし、詩人自らによって名付けられた「gozoCinè 」が何であるのか、映像詩とも、映像エッセイとも呼び難いこの作品群を、既存のジャンル区分に従って説明することはできません。  
 「gozoCinè 」には、吉増剛造が詩をベースに様々な領域で、多角的に繰り広げてきた活動が、集約的に流れ込んでいます。つまり詩作、朗読、写真などの表現や、映画、音楽、美術作品等への批評的思索、さまざまな土地への紀行的な探求などが、デジタル・ビデオという新しいメディアを用いることで奔流となり、重なり合ってゆくのです。  
 吉増は「gozoCinè 」の中で、私たちに呼びかけるように語ります。「gozoCinè 」を観る私たちは、その呼びかけの言葉に誘われて、まいまいず井戸、プール平、ブラジル、奄美等々の土地を巡り歩くことになるでしょう。「gozoCinè 」とは、その土地に立った吉増の身体の震えや、息遣い、思索の波動などが、映像という媒体を通して、この場所に集った私たちと共振する体験である、と言えるかもしれません。  
 この催しは、作者である吉増剛造と、與謝野文子、八角聡仁のゲストを迎えて、言葉、声、詩、映画、音楽、風土、歴史、記憶等々、さまざまな要素が重なり、織り込まれた、新しい作品「gozoCinè 」の誕生に共に立ち会って、その喜びを分かち合うとともに、様々な角度から作品を読み込む機会となるものです。近々DVD刊行が予定されている「gozoCinè 」の瑞々しい息吹に、一足早く触れるこの催しへ、皆様、ぜひお越しください。

吉増剛造 『まいまいず井戸――take I 』(写真左)/『リオ、ジャカランダ』(2008年、写真右上)/『プール平』(2006年、写真右下)

上映予定作品
まいまいず井戸――take I
Maimaizu Well: Take 1
08分08秒(2006年7月7日撮影)
まいまいず井戸――take II
Maimaizu Well: Take 2
07分25秒(2006年7月29日撮影)
Na entrada da casa dos fogos (花火の家の入口で)
Entrance to the Firecracker House
10分06秒(2006年8月15-18日撮影)
プール平
An Abandoned Swimming Pool, Tateshina
08分12秒(2006年10月14日撮影)
エッフェル塔(黄昏)
Eiffel Tower, Twilight
05分46秒(2006年11月20日撮影)
奄美フィルム――ミホさん追悼
Amami Film: In Memory of Miho-san
14分11秒(2007年11月11-12日撮影)
ブラジルで撮影された最新作 gozoCinè も上映の予定です(作品タイトルは仮題)。
リオ、ジャカランダ
Rio, Jacaranda
06分53秒(2008年10月27日撮影)


企画・制作 愛知芸術文化センター・愛知県文化情報センター
主 催 愛知芸術文化センター
協 力 オシリス


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