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第18回アートフィルム・フェスティバル

第18回アートフィルム・フェスティバル

舩橋淳 『放射能』
(2013年、愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品最新第22弾)

第18回 アートフィルム・フェスティバル

「アートフィルム・フェスティバル」は、映像表現の新たな可能性を切り開く作品を、横断的な視点で取り上げる特集上映会です。商業ベースでは上映される機会の少ない、実験映画、ビデオ・アート、ドキュメンタリー、自主制作映画といったジャンルの作品を、積極的に紹介することに務めており、貴重な鑑賞の機会として支持を得ています。
また、これら既存のジャンル区分を横断したプログラミングは、現在のノンジャンル化が進む映像環境を踏まえ、新たな視座を提示するものとして、先駆的な役割も果たしています。
18回目となる今回は、平成24年度制作の、愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品最新第22弾 『放射能』(2013年、監督:舩橋淳)を初公開する他、ナム・ジュン・パイクとヴォルフ・フォステルがTV映像を磁石で歪める実験を行った記念すべき年から数えて、50年の節目を迎えたビデオ・アートの過去と現在にフォーカスするプログラム、「あいちトリエンナーレ2013」映像プログラムで話題を呼んだ、『なみのおと』(2011年)の濱口竜介+酒井耕のコンビが引き続き取り組ん 『うたうひと』 『なみのこえ』(ともに2013年)を一挙に上映するなど、多彩なプログラムをお届けします。
第18回アートフィルム・フェスティバル

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会 期

この催し物は終了しました

2013年11月30日(土)~12月15日(日) ※12/2(月)、9(月)は休館
会 場 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA
料 金 入場無料

プログラム内容

特集1 『ラ・アルヘンチーナ頌』初演(カラー版)初上映&
     「大野一雄ビデオ・ライブラリー」セレクション

「大野一雄ビデオ・ライブラリー」は、大野一雄舞踏研究所が、舞踏研究の資料が広く一般に活用されることを目的に、大野一雄の公演記録映像やドキュメンタリー、テレビ番組、映画などから精選した映像を公開するものです。愛知芸術文化センターでは、1999年の 「第4回アートフィルム・フェスティバル」で7作品を上映した後、2003年にテーマ上映会 「大野一雄ビデオ・ライブラリー」を開催、26本を上映しました。さらに、2007年にはテーマ上映会 「実験映画とドキュメンタリーの愉しみ」で、画家・水谷勇夫とのコラボレーション作品4本を公開し、ボリュームを増してきました。今回、大野の代表作 『ラ・アルヘンチーナ頌』初演(1977年)をカラー版で新収蔵するに当たり、本作品を初公開するとともに「同ライブラリー」からのセレクション上映を行います。


特集2 ビデオ・アート生誕50年:その過去と現在

今年は、ビデオ・アートのパイオニア、ナム・ジュン・パイクとヴォルフ・フォステルが、TV映像を磁石で歪める実験を行った記念すべき年から数えて、50年の節目となります。愛知芸術文化センターでは、所蔵するビデオ・アート作品より、初期の傑作 『グローバル・グルーブ』(1973年、ナム・ジュン・パイク、ジョン・J・ゴットフリー)や、芸術としてのビデオが注目される切っ掛けとなった国際展 「ドクメンタ6」の模様を記録した 『ドクメンタ6・サテライト・テレキャスト』(1977年、ナム・ジュン・パイク、ヨゼフ・ボイス、ダグラス・デービス)、ビル・ヴィオラ最初期の作品 『インフォメーション』(1973年)を上映するとともに、河合政之や瀧健太郎ら、現在、ビデオというメディアに意欲的なアプローチを続けているアーティストが参加した 「JAPANESE VIDEO ART 2011」を上映します。
ナム・ジュン・パイク、ジョン・J・ゴットフリー『グローバル・グルーブ』

ナム・ジュン・パイク、ジョン・J・ゴットフリー
『グローバル・グルーブ』1973年

河合政之 『IN/OUT』

河合政之 『IN/OUT』 2009年



特集3 濱口竜介+酒井耕、東北を記録する

「あいちトリエンナーレ2013」映像プログラムは、五十嵐太郎芸術監督が設定した「揺れる大地-われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」に基づき、“復活”を意識させるような作品をセレクトするなど、独自のプログラミングを行いました。「揺れる大地」は、第一義的には「東日本大震災」を想起させるものですが、映像プログラムの全作品中、濱口竜介+酒井耕の 『なみのおと』(2011年)は、最も直接的にこれに向き合ったものといえるでしょう。しかしながら、この作品は倒壊した建築や瓦礫の山など、震災の傷跡を表す風景ではなく、そこに住み震災を体験した者どうしの対話にカメラが寄り添うというアプローチを採用し、震災を撮った多くの作品の中にあって、観る者に直接的な“聴く”体験を促す画期的なものとなりました。この特集では、『なみのおと』に引き続き撮られた 『うたうひと』 『なみのこえ 気仙沼』 『なみのこえ 新地町』(すべて2013年)の3本を一挙に上映します。
濱口竜介+酒井耕『うたうひと』

濱口竜介+酒井耕 『うたうひと』 2013年

濱口竜介+酒井耕『なみのこえ 新地町/気仙沼』

濱口竜介+酒井耕
『なみのこえ 新地町/気仙沼』 2013年



特集4 愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品第22弾
     舩橋淳 『放射能』プレミエ上映

「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」は、当センターが開館以来継続している、映像表現の新たな可能性を切り開く、意欲的かつ実験的な作品を自主制作するプロジェクトです。本企画は、一年に一本というペースにより、年ごとに新作を発表してきましたが、全体を統一するテーマとして“身体”を設定しており、このテーマに対する、作家ごとに異なる独自のアプローチにより、それぞれユニークな作品を生んできたといえるでしょう。シリーズ第22弾の担当作家に選出されたのは、「東日本大震災」とそれに伴う原発事故で、全町避難を余儀なくされた双葉町の住民たちを追ったドキュメンタリー 『フタバから遠く離れて』(2012年)で注目された映画監督・舩橋淳。双葉町住民のその後を、目に見えない放射能とその身体への影響という視点からアプローチします。
また、「オリジナル映像作品」の旧作より、今回の特集テーマに合わせたセレクション上映を行います。


舩橋淳『放射能』

舩橋淳 『放射能』 2013年

舩橋淳『放射能』

舩橋淳 『放射能』 2013年

【同時開催】 インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2013

インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル〔ICAF〕は、アニメーションを専門的に学ぶことができる教育機関が推薦する学生作品を一同に集めた、学生のための本格的なアニメーション・フェスティバルとして、今回で開催11回目となります。名古屋では10回目の節目となった昨年、当センターで特別上映として初めて開催されました。当地で2回目となる今回は、「各校選抜プログラム」「実行委員会セレクションプログラム」「トークイベント」の三部構成で行います。



会 期

この催し物は終了しました

2013年12月8日(日) 13:00~
会 場 愛知芸術文化センター12階 アートスペースA
料 金 入場無料
 主  催:インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル実行委員会
       愛知芸術文化センター





上映スケジュール


日 時 プログラム内容
【特集1】 『ラ・アルヘンチーナ頌』初演(カラー版)初上映&
     「大野一雄ビデオ・ライブラリー」セレクション
11月30日
(土)
17:15

 
18:30

『O氏の肖像』
(1969年、65分、16mm、モノクロ、監督:長野千秋)*ビデオ上映

『ラ・アルヘンチーナ頌』初演  カラー版
(1977年、70分、ビデオ、映像制作:ビデオインフォメーションセンター 手塚一郎)
【特別上映1 フランス・ドキュメンタリー】
19:50
〈20:01終了〉
ピエール・シュナル 『今日の建築』
(1930年、11分) 
12月1日
(日)
13:30
 
 
15:45
 

17:30
〈18:30
終了〉
『O氏の曼陀羅 - 遊行夢華』
(1971年、120分、16mm、モノクロ、監督:長野千秋) *ビデオ上映

『O氏の死者の書』
(1976年、88分、16mm、監督:長野千秋) *ビデオ上映

『ラ・アルヘンチーナ頌』
(1994年、60分、ビデオ、映像制作:水谷イズル)
12月2日(月)  ・・・・・・・・・・休館日・・・・・・・・・・
12月3日
(火)
16:45
   

18:00
   

19:15
〈20:25終了〉
『わたしのお母さん』
(1995年、60分、ビデオ、映像制作:水谷イズル)

『死海』
(1985年、60分、ジュネーブ公演の記録)

『ラ・アルヘンチーナ頌』初演  モノクロ版 (70分)
12月4日
(水)
16:30
 

18:00
 
 

19:25
〈20:35終了〉
『睡蓮』
(1994年、69分、ビデオ、映像制作:水谷イズル)

『蟲びらき』
(1990年、70分、ビデオ、映像制作:水谷イズル、
七ツ寺共同スタジオ公演の記録)

『ラ・アルヘンチーナ頌』初演  カラー版 〈再映〉 (70分)
12月5日
(木)
18:00
 

20:00
〈20:13終了〉
『ロングインタビュー』
(1993年、100分、撮影:NHK)

『稽古場の大野一雄』
(1995年、13分、ビデオ(オリジナル16mm)、
旧題:『ダニエル・シュミット、レナート・ベルタ撮影による未使用フィルム』
【愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品セレクション ①】
12月6日
(金)
17:30
  
 
 
 
 
 
 
 
 
  

18:15



 
19:00
 
  
 
 
 
 
 
  
 
  
 
19:45















〈20:13終了〉
ダニエル・シュミット 『KAZUO OHNO』
(1995年、15分、35mm、シリーズ第4弾)
ダニエル・シュミット『KAZUO OHNO』






Photo : 樫部孝史


 
『稽古場の大野一雄』
(13分、大野一雄ビデオ・ライブラリー作品) 〈再映〉
 
 
勅使川原三郎 『T-CITY』

(1993年、28分、35mm、シリーズ第2弾)
勅使川原三郎『T-CITY』 
 
 
 
 
 
  

Photo : Martin Richardson


 
天野天街 『トワイライツ』

(1994年、33分、16mm、シリーズ第3弾)
天野天街『トワイライツ』






Photo : 羽鳥直志

 

ダニエル・シュミット『KAZUO OHNO』ダニエル・シュミット 『KAZUO OHNO』
(15分)〈再映〉

Photo : 樫部孝史


『稽古場の大野一雄』(13分) 〈再映〉
12月7日
(土)
14:30

  











16:10
大木裕之 『3+1』
(1997年、82分、16mm、シリーズ第6弾、コラボレーション公演『舟の丘、水の舞台』の記録)
大木裕之『3+1』










帯谷有理 『サイケデリック・オルガン・パンダ』
(2003年、100分、ビデオ、出演:福森慶之介ほか、シリーズ第12弾)
帯谷有理『サイケデリック・オルガン・パンダ』










【特別上映2 ダンス・ビデオ】
18:05
〈18:21終了〉
ジェコ・シオンポ+コンタクト・ゴンゾ 『Law Meat at Atlantis』
(2011年、16分、ビデオ)
12月8日
(日)
【同時開催】
「インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2013」(ICAF2013)
13:00
15:00
16:30
各校選抜プログラム
トークイベント
実行委員会セレクションプログラム

【特集4】 愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品第22弾
       舩橋淳『放射能』プレミエ上映
19:00










〈20:30頃終了〉
舩橋淳 『放射能』
(2013年、35分、ビデオ、シリーズ第22弾)
舩橋淳『放射能』








※監督来場、上映終了後、トーク、Q&Aを行います。
12月9日(月)  ・・・・・・・・・・休館日・・・・・・・・・・
【特集4】 愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品第22弾
       舩橋淳『放射能』プレミエ上映
12月10日
(火)
18:15







19:00
〈20:38終了〉
舩橋淳 『放射能』(35分)〈再映〉
舩橋淳『放射能』






舩橋淳 『フタバから遠く離れて』
(2012年、98分、ビデオ)
 
12月11日
(水)
18:00







18:45




〈20:45終了〉
舩橋淳 『放射能』(35分)〈再映〉
舩橋淳『放射能』






舩橋淳 『桜並木の満開の下に』
(2012年、120分、ビデオ)
石田尚志 『フーガの技法』


 © 『桜並木の満開の下に』
 製作委員会


【特集2】 ビデオ・アート生誕50年:その過去と現在
12月12日
(木)
18:30
 
  



19:15


20:00
〈20:29終了〉
ナム・ジュン・パイク、ジョン・J・ゴットフリー 『グローバル・グルーブ』 ナム・ジュン・パイク、ジョン・J・ゴットフリー 『グローバル・グルーブ』
(1973年、29分2秒、ビデオ)



ナム・ジュン・パイク『テレビのための編集』
(1975年、28分14秒、モノクロ&カラー、ビデオ)

ナム・ジュン・パイク、ヨゼフ・ボイス、ダグラス・デービス
『ドクメンタ6・サテライト・テレキャスト』

(1977年、28分14秒、ビデオ)
12月13日
(金)
18:15
   

19:00
  
  
  

  

 
 
  






































 
〈20:45終了〉
ビル・ヴィオラ 『インフォメーション』
(1973年、30分、ビデオ)

「JAPANESE VIDEO ART 2011(計105分)
河合政之『IN/OUT』 河合政之
 『IN/OUT』
 (2009年、8分、ビデオ)


浜崎亮太『Desertion』 浜崎亮太
 『Desertion』
 (2011年、10分、ビデオ)


瀧健太郎『Living in the Box -an abridged』 瀧健太郎
 『Living in the Box -an abridged』
 (2009年、13分、ビデオ)


相内啓司『度一切空』 相内啓司
 『度一切空』
 (2010年、10分、ビデオ)



川口肇『掌のオーロラ』 川口肇
 『掌のオーロラ』
 (2010、14分、8mm&ビデオ)


中沢あき『ローラ - ローレライの話したかったこと』 中沢あき
 『ローラ - ローレライの話したかったこと』
 (2010年、11分、ビデオ)




西山修平『The Figure in the Future』 西山修平
 『The Figure in the Future』
 (2011年、10分、ビデオ)



石田悠介『Possession』 石田悠介
 『Possession』
 (2011年、12分、ビデオ)



中村明子『Machiko Rolled by a Man, Dust is Blown by the Wind』 中村明子
 『Machiko Rolled by a Man, Dust is Blown by the Wind』
(2009年、17分、ビデオ)
【特集3】 濱口竜介+酒井耕、東北を記録する
12月14日
(土)
15:00
 
〈17:00終了〉
濱口竜介+酒井耕『うたうひと』濱口竜介+酒井耕 『うたうひと』
(2013年、120分、ビデオ)

12月15日
(日)
13:30
 
15:30
〈17:13終了〉
濱口竜介+酒井耕『なみのこえ 気仙沼』濱口竜介+酒井耕『なみのこえ 気仙沼』
(2013年、109分、ビデオ)
濱口竜介+酒井耕『なみのこえ 新地町』
(2013年、103分、ビデオ)

※モノクロ表記のない作品はカラー
※「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」、「大野一雄ビデオ・ライブラリー」、ナム・ジュン・パイク、ビル・ヴィオラ作品は愛知芸術文化センター蔵。「JAPANESE VIDEO ART 2011」は、アートライブラリー新収蔵。いずれも、アートライブラリーのビデオコーナーでも、リクエストによる観賞が可能です。


主  催 :
愛知芸術文化センター
企  画 :
愛知県文化情報センター
作品提供・協力 :
アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会、NPO法人DANCE BOX、
サイレントヴォイスLLP、東京テアトル、ドキュメンタリージャパン

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