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関連イベント1:津村禮次郎(能楽師)レクチャー&ワークショップ 関連イベント2:イベントーク「ドキュメンタリー映画上映&能舞公演」 |
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第12回アートフィルム・フェスティバル |
会期:2007年12月5日(水)〜16日(日)*12月10日(月)休館 上映作品及び日程はこちら 会場:愛知芸術文化センター12階アートスペースA 料金:無料 「アートフィルム・フェスティバル」は、映像表現の新たな局面を切り開くような、ユニークで斬新な作品に焦点を当て、映像表現における実験性を追及してきました。 第12回となる今年は、カール・ドライヤー、フレデリック・ワイズマンの、世界映画史上において、極めて独自でユニークな映像世界を作り上げた二人の重要作家を取り上げるとともに、愛知芸術文化センターが開館以来、継続的に取り組んできた実験的な映像作品の自主制作プログラム「オリジナル映像作品」を、開館15周年を期に全作品一挙上映し、その歩みを振り返ります。 ●オープニング上映:聖なる映画作家、カール・ドライヤー 《12/5(水)》 サイレント映画時代は、映画独自の表現の追求が、劇映画、ドキュメンタリー、実験映画の別なく行われていました。後年、ジャン=リュック・ゴダールやジョナス・メカスら、多くの映画作家から敬意を表されたカール・ドライヤーも、ジャンルを越えた偉大な作家の一人といえるでしょう。本映画祭では、ドライヤー作品の中でも1920年代のアヴァンギャルドとの関わりが深い『裁かるるジャンヌ』(1927年)と『吸血鬼』(1930−31年)の2本を特別にセレクトし、オープニングとして上映します。今日の細分化が進んだ状況では稀有となった、ジャンルを超越した地点でしか得られない透徹した映像美は必見です。 ●特集1:フレデリック・ワイズマン、ドキュメンタリーの極北《12/6(木)〜12/9(日)》 フレデリック・ワイズマンは、1960年代にアメリカで興隆した「ダイレクト・シネマ」を代表する作家として知られ、現代のドキュメンタリーにおいて最も先鋭的な作品を作り続けている存在です。ワイズマンは社会が抱える厳しい現実を生々しく取り上げ、ナレーション等説明的な要素を一切廃し、虚飾なく提示することから、硬派の社会派ドキュメンタリー映画作家として一般的に評価されていますが、彼の作品はそうした地点に留まらず、組織や国家など人間が作り出した抽象的な概念へと肉薄してゆきます。それは、いわば事物を映し出すことを前提とした映像メディアが表象する限界への追求であり、それゆえにゴダールやストローブ=ユイレらに比肩するともいえるでしょう。ワイズマンの大掛かりな回顧上映は1998年以来二度目で、今回はそれ以降に制作された『メイン州ベルファスト』(1999年)や『DV』二部作(2001、03年)、愛知初上映となる『少年裁判所』(1973年)、『視覚障害』(1986年)など「Deaf and Blind」四部作の一挙上映に加え、代表作『チチカット・フォーリーズ』(1967年)や『バレエ』(1995年)なども取り上げた、彼の多彩な作品世界に触れる絶好の機会となっています。 ●特集2:愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品の15年+最新第16弾プレミエ上映 《12/11(火)〜12/16(日)》 愛知芸術文化センターの15周年に合わせ、開館時より継続している「愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品」の、シリーズ全作品一挙上映を行います。「オリジナル映像作品」は、“身体”を統一テーマに設定し、様々な作家がこのテーマに独自の解釈からアプローチし、作家性を重視して作品を制作するシリーズです。これまでの作品は、海外の国際映画祭への出品や受賞を果たすなど、高い評価を得ています。「アートフィルム・フェスティバル」では、旧作をセレクトしたアンコール上映を何度か行っていますが、これまでの作品の歩みをまとめて振り返る機会は開館10周年の2002年以来で、この特集はシリーズの変遷やテーマの展開を目にする好機となるでしょう。また本特集の掉尾を飾る作品として、シリーズ最新第16弾となる三宅流監督『究竟の地−岩崎鬼剣舞の一年』(2007年)のプレミエ上映を行います。 |
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主催: 愛知芸術文化センター 企画: 愛知県文化情報センター 協力・作品提供: 角川映画(株)、コミュニティシネマ支援センター、 (財)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)、なみおかシネマテーク |
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