以下の催し物は終了しています


アート・アニメーション・フェスティバル2008

アート・アニメーション・フェスティバル上映作品及び日程
関連イベント:イベントーク「シュヴァンクマイエル展
関連イベント:アートインパクト「アーティスト・トーク」第3回
関連イベント:あいち子ども芸術大学「アニメーション・ワークショップ」

日 時 プログラム内容
8月26日(火)
終了しました
18:00
【自主制作アニメーションの現在@】 計26分45秒
山田園子 『ウツのウミ』2006年・4分45秒・ビデオ☆
『bridge』2007年・4分・ビデオ
松井ゆみほ 『海辺の風景』2006年・18分・ビデオ☆
19:00
20:24
終了予定
【ヤン・シュヴァンクマイエルの世界@】※ 84分
ヤン・シュヴァンクマイエル
 『アリス』1988年・84分・35mm・スイス=西ドイツ=イギリス
8月27日(水)
終了しました
18:00
【自主制作アニメーションの現在A】 計30分
プーリ(小澤友郷+有吉達宏) 『雨の降る部屋』2006年・25分・ビデオ☆
亀井隆広 『コスモス』2007年・5分・ビデオ
19:00


19:48
終了予定
【ヤン・シュヴァンクマイエルの世界A】※ 計47分42秒
ヤン・シュヴァンクマイエル
『ジャバウォッキー』1971年・13分52秒・35mm・チェコスロヴァキア
『対話の可能性』1982年・11分45秒・35mm・チェコスロヴァキア
『男のゲーム』1988年・14分35秒・35mm・チェコスロヴァキア
『闇・光・闇』1989年・7分30秒・35mm・チェコスロヴァキア
8月28日(木)
終了しました
18:00
【自主制作アニメーションの現在B】 計28分
木村承子 『ソーセージのハンバーグ(世界で一番悲しい合挽)』2007年・13分・ビデオ
仲井 陽 『ブーゲンヴィル』2007年・15分・ビデオ
19:00
20:24
終了予定
【ヤン・シュヴァンクマイエルの世界@】※〈再映〉 84分
『アリス』
8月29日(金)
終了しました
18:00
【自主制作アニメーションの現在C】 計27分
太田裕美 『眠りの館』2007年・5分・ビデオ
加藤行宏 『機械人間、11号。』2007年・22分・ビデオ
19:00
19:48
終了予定
【ヤン・シュヴァンクマイエルの世界A】※〈再映〉 計47分42秒
『ジャバウォッキー』 『対話の可能性』 『男のゲーム』 『闇・光・闇』
8月30日(土)
終了しました
14:00
【愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品+海外作品@】
計26分28秒

ザ・ブラックハート・ギャング 『ザ・テイル・オブ・ハウ』2006年・4分28秒・ビデオ・南アフリカ
プレイクス 『サムタイムズ』2003年・3分・ビデオ・フランス
石田尚志 『フーガの技法』2001年・19分・16mm・オリジナル映像作品第10弾★
15:00
【アートインパクト「アーティスト・トーク」第3回】
講師:布施英利(東京藝術大学准教授、美術解剖学)
気鋭の芸術学者・布施英利が、ヤン・シュヴァンクマイエルについて語ります。
17:00
18:24
終了予定
【ヤン・シュヴァンクマイエルの世界@】※〈再映〉 84分
『アリス』
8月31日(日)
終了しました
14:00
【浅野優子作品集】 計24分
浅野優子
『紙の家』1986年・2分・16mm、『水辺の植物』1986年・3分・16mm
『五つの指の庭』1988年・5分・16mm、『蟻の生活』1994年・14分・16mm
14:35
【自主制作アニメーションの現在D】 計45分
Qwi Film
『KUROMAME the magic wand★』2006年・25分・ビデオ☆
『KUROMAME HAPPY LAND』セレクション 2008年・20分・ビデオ
15:00
【自主制作アニメーションの現在E】 計28分46秒
V.T.R.(岡田昭憲+香川純平) 『ひょうたん音頭』2007年・15分・ビデオ
「愛知 デジタル コンテンツ コンテスト」セレクション(13分46秒)
倉橋麻衣子、上原由紀子、三輪寛大 『Wolf and Goat』(1分35秒、創作部門グランプリ)
佐伯侑季  『Food cat?』(1分58秒、技術部門グランプリ)
鳥居悦子  『雨の日に』(2分25秒、創作部門準グランプリ)
五藤桂吾  『泳ぐカメ』(23秒、技術部門準グランプリ)
和田拓也  『ヒーロー』(1分40秒、中部映像関連事業社協会理事長賞)
岩田裕基  『ハエ』(1分21秒)
土屋晋二  『The Knight & Elephant』(2分6秒)
山田亜矢子『ロンリークッキング』(59秒)
諸澤靖子  『観覧車スナイパー』(1分19秒)

16:10
【愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品+海外作品A】 
計28分16秒

アルノー・ゴンゼルリ、ローラン・ブルドワゾ、ジェローム・ブランケ
『エレクト ロニック・パフォーマーズ』2004年・5分45秒・ビデオ・フランス
ギルヘルム・マルコンデス 『タイガー』2006年・4分31秒・ビデオ・ブラジル
辻直之『影の子供』2006年・18分・16mm・オリジナル映像作品第15弾★
17:00
17:48
終了予定
【ヤン・シュヴァンクマイエルの世界A】※〈再映〉 計47分42秒
『ジャバウォッキー』 『対話の可能性』 『男のゲーム』 『闇・光・闇』
※印のプログラムは混雑が予想されるため、会場整理の都合上、イベントーク「シュヴァンクマイエル展」の半券をお持ちの方に、優先的にご入場いただきます。
★印は、愛知県文化情報センター所蔵作品。1階アート・ライブラリーで、リクエストにより鑑賞可能です。
☆印は、平成19年度、作家より愛知県文化情報センターに寄贈されました。この上映会終了後、1階アート・ライブラリーで、リクエストにより鑑賞可能となります。


■上映プログラム解説
ヤン・シュヴァンクマイエルの世界
チェコの映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルは、粘土や人形、オブジェ、実写映像など、様々な要素を自在に用い、融合、変形さらには崩壊する異形の身体イメージを提示することで知られています。 1960年代半ばから映像作品を手掛けているシュヴァンクマイエルですが、日本で本格的に紹介されるようになったのは1990年代に入ってからで、当初、映画祭や特集上映会という限定された機会であったにもかかわらず、 そのコラージュ・アニメーションともいうべき独特かつ特異な手法と、我々の日常感覚を凌駕したシュルレアリスティックで特異なイメージが強烈な印象を残し、大きな話題となりました。 やがて彼の作品は劇場でも公開されるようになり、より多くの観客を集め、ポピュラーな存在となってゆきます。現代の社会において抑圧された人間の姿を、崩壊する人体として描く彼のイメージは、 一見するとグロテスクですが、単なる怪奇趣味といったものを越えて、人間という存在が持つ普遍的な不条理さにも言及し、そこからユーモアや諧謔といったニュアンスが感じられます。 シュヴァンクマイエルの映画を上映して、最も良く反応したのは子供だった、という逸話も聞かれますが、これは彼の作品の持つ普遍的な魅力を示すものといえるでしょう。
この上映会では、
イベントーク「シュヴァンクマイエル展」と連動して、アリスをモチーフにした短編『ジャバウォッキー』(1971年)と初の長編映画『アリス』(1988年)、 さらに独自の身体イメージを提示した代表的短編『対話の可能性』(1982年)『男のゲーム』(1988年)『闇・光・闇』(1989年)を特別上映します。

自主制作アニメーションの現在
昨年のフェスティバルで上映した日本の自主制作アニメーションは、デジタル機材の浸透、定着とともに、全般的なレベルが高まりつつあることを示すものとして、好評を得ました。 今年も、現在、最もヴィヴィッドな動きを見せるこの領域に、引き続き焦点を当てます。まず、昨年紹介したQwi Film『KUROMAME the magic wand★』、プーリ(小澤友郷+有吉達宏)『雨の降る部屋』、松井ゆみほ『海辺の情景』、山田園子『ウツのウミ』(いずれも2006年) をアンコール上映します。このうちQwi Filmの『KUROMAME』は、姉妹編となる短編シリーズで、現在、携帯電話サイトで毎週配信されている『KUROMAME HAPPY LAND』(2008年)より、傑作をセレクトしたプログラムを、山田園子は新作『bridge』(2007年)を、それぞれ併せて上映します。 前者では、日本ではまだ少ない本格的なクレイ・アニメーションへの挑戦を、後者では作品ごとに試みられる新しい素材への取り組みに、それぞれご注目ください。
今回、新たに紹介する作家では、まず亀井隆広『コスモス』(2007年)が、ドローイング・アニメーションのプリミティブな魅力を示します。 一方で、仲井陽『ブーゲンヴィル』(2007年)や加藤行宏『機械人間、11号。』(2007年)は、アニメーションとデジタル技術の融合が興味深く、今日の技術と表現の可能性に触れることが出来ます。 木村承子『ソーセージのハンバーグ(世界で一番悲しい合挽)』(2007年)はヤン・シュヴァンクマイエルや寺山修司を、太田裕美『眠りの館』(2007年)はブラザーズ・クエイを、 それぞれ想起させるものがありますが、前者で用いられる言葉の持つ力や、後者では少女趣味的耽美世界への傾倒といった独自性が認められ、この後の可能性を感じさせる、瑞々しい魅力を持っています。 V.T.R.(岡田昭憲+香川純平)『ひょうたん音頭』(2007年)は、NHK衛星第2放送の「デジタル・スタジアム」でも放映された、立体アニメーションの話題作。V.T.R.は、この後、NHK「みんなのうた」で『△□○コビッチ』(2008年)を担当するなど、活躍しています。

「愛知 デジタル コンテンツ コンテスト 2007」
「愛知 デジタル コンテンツ コンテスト」は、愛知の未来を担う若い才能の発掘を目的に、発想力を評価する創作部門と技術力を評価する技術部門を設け、昨年(平成19年度)、創設されました。 性別、個人・グループ、プロ・アマの別を問わず、30歳以下で、愛知県内に在住・在職、もしくは県内の教育機関に在学する者を対象に、公募されました。 コンピューター・グラフィックス技術などを用いて制作された、静止画と動画のデジタルコンテンツが対象で、第一回となる昨年度は計209点の作品が集まりました。
この上映会では、創作・技術両部門のグランプリを始めとする動画の受賞全作品と、短編映像としてメリハリのある面白さを持つ秀作を選び、プログラムを組みました。 1〜3分くらいの短い時間で、見事に起承転結を描く密度は、コンピューター・グラフィックスによる動画ならではのものといえるでしょう。

浅野優子作品集
昨年の「アート・アニメーション・フェスティバル」では、1980年代から現代に至る実験映画の文脈における、アニメーション及びコマ撮りなどアニメーション的手法を用いた作品を取り上げ、 最近の約30年間の動向を俯瞰しました。昨年のプログラムでは「80年代の先駆者」として伊藤高志と黒坂圭太の二人の作品を、特集形式で紹介しましたが、 80年代は実験アニメーションを含む自主制作アニメーションが盛んだった時期で、これ以外にも取り上げるべき多くの作家・作品が存在します。
70年代末、武蔵野美術大学在学中より、アニメーション、オブジェ制作を開始した浅野優子もそうした一人で、セル、切り絵、人形、実写映像等、様々な素材を用い、 あるいはそれらを融合させる形で、アニメーションの持つ多様性と可能性を追求してきた作家といえるでしょう。『五つの指の庭』(1988年)で、映画前史の装置「プラクシノスコープ」を思わせるオブジェを登場させたように、 アニメーションという表現形式の本質を探究する志向性を持ち、同時に少女趣味的とも形容できるプライベートな完成を全面的に展開して成立する映像の世界は、 浅野特有のものです。今回は特に『紙の家』(1986年)『水辺の植物』(1986年)『蟻の生活』(1994年)という、16mmフィルムで制作された代表的作品4本をセレクトして上映します。

海外作品
機材のデジタル化によって、撮影・編集から合成や画像操作までの工程が、省力化、簡便化し、映像制作の間口が広がるという、革命的な状況の変化は、 世界的な規模で、ほぼ同時に進行しているといっていいでしょう。今回紹介する海外からの4作品も、まずはこうしたデジタル技術の進展というベースが、共通してあることは確かです。 コンピューター・グラフィックスで、現代版ボッシュともいうような、異形の生物世界を創造したザ・ブラックハート・ギャング『ザ・テイル・オブ・ハウ』(The Blackheart Gang THE TALE OF HOW、2006年、南アフリカ)や、 電脳ネットワークの世界と、分子レベルでの生体が融合したかのような美しい抽象映像を提示するアルノー・ゴンゼルリ、ローラン・ブルドワゾ、ジェローム・ブランケ『エレクトロニック・パフォーマーズ』(A.Ganzerli L.Bourdoiseau J.Blanquet ELECTRONIC PEFORMERS、2004年、フランス)、 都市崩壊的なスペクタクルをダイナミックに描くプレイクス『サムタイムズ』(Pleix SOMETIMES、2003年、フランス)には、デジタル技術やコンピューター・グラフィックスの力がストレートに反映されています。 その一方で、野生の力が都市に侵入する様をパワフルに描写したギルヘルム・マルコンデス『タイガー』(Guilherme Marcondes TYGER、2006年、ブラジル)では、 メイン・キャラクターとなる虎を、黒子の人間が操作する実写の張りぼてとして登場させるといったひねりがあり、ハイブリッドな多様性を感じさせるでしょう。
なお本プログラムでは、海外での上映機会を多く得ている、当センター・オリジナル映像作品の石田尚志『フーガの技法』(2001年)と辻直之『影の子供』(2006年)を併せて上映します。

主  催: 
企  画: 
協力・作品提供: 
愛知芸術文化センター
愛知県文化情報センター
ザジフィルムズ、チェスキー・ケー、レンコーポレーション、浅野優子、ぴあフィルムフェスティバル事務局、太田裕美、加藤行宏、亀井隆広、木村承子、Qwi Film、仲井陽、プーリ(小澤友郷+有吉達宏)、松井ゆみほ、山田園子、V.T.R.(岡田昭憲+香川純平)、PLEIX、Autour de Minuit Productions、岡本珠希(カルトブランシュ)、名古屋シネマテーク、愛知県 産業労働部 新産業課


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