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関連イベント:イメージフォーラム・フェスティバル2008 | |
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テーマ上映会「実験映画&ビデオ・アート名画座」 |
会期:2008年6月13日(金)〜15日(日)、24日(火)、25日(水) 上映作品及び日程はこちら 会場:愛知芸術文化センター12階アートスペースA 料金:無料 実験映画は、1910〜20年代に勃興し隆盛となった前衛映画(アヴァンギャルド映画)を源流とし、1950〜60年代に世界的に拡大して一大ムーブメントを形成したアンダーグラウンド映画を経て、映像表現の新たな領域を開拓する試みとして今日まで連綿と継続しています。またビデオ・アートは、1950年代にその最初の動きが始まり、1970〜80年代のビデオが新しい映像メディアとして一般に浸透していった時期に、このメディアの表現における可能性を大きく押し広げて注目されたジャンルです。 この二つのジャンルは、1990年代にデジタル・ビデオが登場し、ビデオ・メディアが機材の小型、軽量化と、フィルムと遜色のない画像のクオリティを獲得してから、融合化が進むようになり、現在では一般の劇映画でもデジタル・ビデオによる撮影や、コンピュータ・グラフィックスを導入するなど、製作、技術上の新しい動きとなって波及し、21世紀以降、2000年代の現在に至っています。 このように実験映画やビデオ・アートは、映像表現の新たな局面を切り開いてゆく、先端的な領域を形成するものですが、実際には作品を鑑賞する機会が少ないため敬遠されがちで、一般になじみ難いものとなっているのが実情です。またこのジャンルの作品は、劇映画とは対極的な位置に立ち、劇映画には不可欠な物語性を否定して、純粋に映像のみによって作品を構築する志向性があります。そのため、そのイメージは具体的なものを離れて、抽象化へと向かう傾向があり、判りにくいという印象があります。しかし、こうした一般的な印象を越えて、良質な作品には、その高度な達成によって、映像でしか表すことの出来ない、結晶化した美しさというべきものがあるのです。 この上映会は、ダダの代表的作家の一人であるハンス・リヒターが手掛けた、アヴァンギャルド初期の抽象アニメーション『リズム21』(1921年)から、現代美術のカリスマ的存在として今日まで強い影響を与え続けているマルセル・デュシャンの映像作品『アネミック・シネマ』(27年)、ルイス・ブニュエルが監督しサルバドール・ダリが脚本に参加した歴史的名作『アンダルシアの犬』(29年)、ケネス・アンガー『花火』(47年)やジョナス・メカス『サーカス・ノート』(66年)など戦後アンダーグラウンド映画の傑作、ナム・ジュン・パイクやビル・ヴィオラらビデオ・アートの重要作家の作品、グリーナウェイ&フィリップスによるビデオ合成を駆使した先駆的作品『TVダンテ』(88年)に到るまで、このジャンルを代表する作品をとおして、映像芸術の精華に触れる、入門者向けの特集です。このジャンルの歴史的な流れを踏まえて、主要な作品をセレクトしたプログラムは、純粋な視覚の楽しみを与えてくれるでしょう。 1997年開催の「ジャン・ルノワールと前衛映画の時代」で上映したプリントとは異なるバージョンのルネ・クレール『幕間』(24年)や、2000年開催の「第5回アートフィルム・フェスティバル」(特集:アメリカ実験映画の回顧)で未紹介に終わった、オプチカル効果を駆使したパット・オニールの大作『ウォーター・アンド・パワー』(89年)などの上映も注目です。 |
ルネ・クレール 『幕間』 (1924年) ジョナス・メカス 『サーカス・ノート』(1966年) ピーター・グリーナウェイ&トム・フィリップス 『TVダンテ』(1988年) パット・オニール 『ウォーター・アンド・パワー』(1989年) |
関連事業 |
◆はじめてアート講座 第2回 映像「映像の過去・現在・未来」 日 時:5月30日(金) 19:00〜20:30 会 場:アートスペースA 講 師:越後谷卓司/愛知県文化情報センター主任学芸員) 入 場:無料 (当日来場可) 概 要:ともすれば難解といわれる現代の芸術を、歴史的な背景にも触れながら解説する入門者 向けの連続講座。その第2回として、実験映画、ビデオ・アートを取り上げます。 同時期開催 ◆「イメージフォーラム・フェスティバル2008」 URL http://www.imageforum.co.jp/festival 会 期:6月18日(水)〜22日(日) 会 場:アートスペースA、G 主 催:愛知芸術文化センター、イメージフォーラム、福岡市総合図書館、 映像ホール・シネラ実行委員会、横浜美術館(横浜市芸術文化振興財団) 入場料:当日1回券=1,000円、特別鑑賞1回券=800円(前売)、3回券=2,100円、 フリーパス券=4,500円 概 要:国内外の実験映画、ビデオ・アートの新作、話題作を集めた、映像表現の最新の動向を 伝える国内最大級の映像アートの祭典です。 |
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主催: 愛知芸術文化センター 企画: 愛知県文化情報センター 協力・フィルム提供:イメージフォーラム、喜劇映画研究会、 名古屋アメリカンセンター、プラネット映画資料図書館 |
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