*展示 「春の祭典-その誕生から」 平成11年4月28日(水)-5月9日(日) アートスペースG
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*トーク 「春の祭典-身体の復権」 平成11年5月9日(日)13:30-18:00 アートスペースA
第1部 上映&トーク 「春の祭典の誕生と振付に見られる身体性」
ゲスト: 鈴木晶(舞踊史)、沼野充義(ロシア、東欧文学)
司 会: 萩原朔美(エッセイスト)
上 映: 『「春の祭典」の変遷』(1993年、61分)
第2部 トーク&デモンストレーション <H・アール・カオス版「春の祭典」より>
出 演: 大島早紀子(演出・振付家)、白河直子(ダンサー)
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*上映会 「それぞれの春の祭典」 平成11年5月18日(火) アートスペースA
<上映作品>
モーリス・ベジャール版 「春の祭典」(30分)
ピナ・バウシュ版 「春の祭典」ドキュメンタリー(19分)
ニジンスキー復元版 「春の祭典」のドキュメンタリー(29分)
『「春の祭典」の変遷』(61分)
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*公演 「春の祭典」 平成11年5月28日(金) 愛知県芸術劇場大ホール
構 成・演 出・振 付: 大島早紀子
出 演: H・アール・カオス(白河直子、平山素子、勝倉寧子、菊池久美子、木下菜津子)
指 揮: 大友直人
オーケストラ: 名古屋フィルハーモニー交響楽団
<アフター・トーク>
出 演: 大島早紀子、大友直人、白河直子、萩原朔美
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「イベントーク」は、"身体"をテーマに、現代の様々な芸術を、ジャンルを横断して
紹介してゆくトーク&パフォーマンス事業である。各回ごとにテーマを設け、そこから
身体を再考してきたが、今回のテーマは「春の祭典」という作品そのものであった。
「春の祭典」は、1913年ストラヴィンスキー作曲、ニジンスキー振付のバレエとして
誕生した。ここで表現されたのは、ヨーロッパの近代芸術に新たな道を開いた原初的な
身体であり、舞踊や音楽のみならず、美術、文学等を含め、全芸術を身体という視点から
再統合する試みであった。
さらに、この音楽に対しては今日に至るまで多数の振付家が独自の振付を行ってきた。
その変遷はそのまま振付を通した身体観の変遷と言える。
これらの点から「春の祭典」を通じて20世紀の身体観の変遷をたどり、20世紀の身体を
俯瞰しようと試みた。
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そのため、事業の構成は、1回の催しの中にトークショーとパフォーマンスを盛り込む
という従来のスタイルではなく、公演、トークショー、さらに上映会、展示を加えた
4つの事業を時期をずらして開催し、約1ヶ月間ミニ・フェスティバル的な展開を取った。
「春の祭典」を通じて様々な角度から身体を照射する、多角的事業として他にはない
催しとなった。
(藤井明子) |
Photo : 南部辰雄 |