愛知芸文フェス 愛知県芸術劇場ミニセレ ヴェルテダンス『CORRECTION』

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当日券販売のお知らせ(2016/10/13)
全公演、当日10:00より 地下2階プレイガイド、各回開演30分前より 小ホール入口にて販売いたします。

愛知芸文フェス 愛知県芸術劇場ミニセレ

ヴェルテダンス『CORRECTION』

世界の国際ダンスフェスティバルで数々の賞を受賞したチェコの若手カンパニーの初来日公演!
必死でもがこうと一歩も前へ進むことのできない世界。
クラリネットの生演奏にのってダンサーたちは自分の影と必死の格闘を試みる…!!

(PDF/1.71MB)
公演日時

2016年10月14日(金) 19:30
2016年10月15日(土) 13:00 / 16:00

※受付・ロビー開場は開演30分前、客席開場は開演10分前

会 場 愛知県芸術劇場小ホール
スタッフ・出演者 演出:Jiří Havelka イジー・ハヴェルカ
振付・出演:VerTeDance ヴェルテダンス
演奏:Clarinet Factory クラリネットファクトリー
チケット料金

全席指定
一般 3,000円 学生(25歳以下・要証明書) 1,000円

※3歳以下のご入場はご遠慮ください。(託児サービスあり/有料・要予約)
※車椅子席は、劇場事務局(TEL 052-971-5609)でお取り扱いします。

チケット取扱

★チケット発売 2016年8月3日(水) 10:00~

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愛知県芸術劇場メンバーズへの登録が必要です。詳細はこちら

愛知芸術文化センター内プレイガイド
TEL 052-972-0430

10:00~19:00(土日祝は18:00まで)/月曜定休・祝休日の場合、翌平日

チケットぴあ [Pコード:452-785]
http://pia.jp/
チケットぴあ店頭 セブン-イレブン サークルKサンクス
TEL 0570-02-9999

※購入方法によりチケット代金のほかに手数料が必要になる場合があります。

託児サービス
(要予約)
開場から終演時までトットメイトによる託児サービスを実施します。
対象:満1歳以上の未就学児
料金:1名につき1,000円(税込)
申込締切:10月11日(火)
申込・問合せ:トットメイト
TEL 0120-01-6069(受付時間9:00~17:00)
主 催 愛知県芸術劇場
共同招聘 Dance New Air2016、金沢21世紀美術館
協 賛 チェコセンター東京
後 援 チェコ共和国大使館
助 成 平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業、チェコ共和国文化省
                
プロフィール


松原俊太郎 1988年5月生。熊本県熊本市出身。神戸大学経済学部卒。ベケットとジョイスに出会い、傲慢にも小説を書き始める。5本ほど書き終えるも箸にも棒にもかからず、東京で派遣社員として労働。出会いにのみ救われ、1年間で辞職。地点『ファッツァー』で演劇と出会う。エッセイなどをものしながら各地を転々とし、京都に歓待される。戯曲を書き始め,『みちゆき』で第15回AAF戯曲賞大賞を受賞。引き続き、京都で文筆に勤しむ。

伊藤高志 1956年福岡市生まれ。九州芸術工科大学在学中に、実験映像作家松本俊夫ゼミで製作した写真アニメ『SPACY』(1981年)で鮮烈なデビュー。以降、日本を代表する実験映像作家として数々の映像作品・映画を手掛ける。1999年、演出家・太田省吾と共に京都造形大学・舞台芸術学科の創設に関わり、近年はダンサーとの共同作業による舞台芸術作品も多数発表している。現在、九州産業大学芸術表現学科教授。主な作品に『ZONE』(1995年)、『最後の天使』(2014年)、『三人の女』(2016年)など。

地点 CHITEN 演出家・三浦基が代表をつとめる。既存のテキストを独自の手法によって再構成・コラージュして上演する。言葉の抑揚やリズムをずらし,意味から自由になることでかえって言葉そのものを剥き出しにする手法は,しばしば音楽的と評される。これまでの主な作品に,チェーホフ『かもめ』『三人姉妹』,ブレヒト『ファッツァー』,イェリネク『光のない。』など。
2005年,東京から京都へ移転。2013年には本拠地・京都に廃墟状態の元ライブハウスをリノベーションしたアトリエ「アンダースロー」を開場。レパートリーの上演と新作の制作をコンスタントに行っている。2011年にモスクワ・メイエルホリドセンターでチェーホフ『桜の園/ワーニャ伯父さん』を上演。2012年にロンドン・グローブ座からの依頼で初のシェイクスピア作品『コリオレイナス』を上演するなど,海外での評価も高い。

出演者



AAF戯曲賞審査員からのコメント

基さん、けいこばひやかしにいきますね。
松原さん、はじめて書いた戯曲が目の前にたちあがる、その経験たのしいですよ。

篠田千明


三島由紀夫なら「カラダを鍛えろ」と一蹴しそうなとまどいが「みちゆき」という作品を支配していました。作者松原さんにとって現実と世間の隙間に落ち込んでしまったようなこのとまどいはとても切実だったのだと感じます。実際、この隙間の息苦しさは今の日本にとっても慢性的な病になっています。それが丁寧に観察され、戯曲という形式で記録されている。三浦さんが俳優たちと、このテキストをどう読んでいくのかはまだわかりませんが、上演という行為を経てこのとまどいがどういう輪郭を持っているのか、楽しみでしかたありません。

鳴海康平(第七劇場 代表 演出家)


選考会は、戯曲の食べ方を学ぶ場でもあったその咀嚼中に、「みちゆき」には、ホールフード(全体食)的な味わいを感じていました。選考会後の帰途、ふと、異国の教典のようだと越境し、このコメントを書く前にもう一度読んだ今、なんだか、絵本としても面白いのでは?と、迷想しています。

羊屋白玉

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本公演の関連動画をご覧いただけます。