「コンサート」ではこぼれ落ちてしまうような前衛的な音楽作品や、台詞・身体表現を伴う作品など、ひとくくりにはできない新たな音のパフォーマンスを一挙に紹介する場、「サウンドパフォーマンス・プラットフォーム」。
審査員によって選出された6組の公募アーティストと、サウンドパフォーマンスの最前線で拡張や実験を続ける4組のゲストアーティストが両日に渡ってパフォーマンスを繰り広げます。
このプラットフォームでの衝撃が、新しいアウトプットへとつながることを望みます。
公演日時 | 2018年2月10日(土) 17:00 2月12日(月・休) 15:00 |
---|---|
会 場 | 愛知県芸術劇場小ホール |
出演者・演目 | 【2月10日(土)】 *ゲストアーティスト 【2月12日(月・休)】 *ゲストアーティスト |
チケット料金 |
一般(2日通し券) ¥3,000 一般(1日券) ¥2,000
※取扱い:当日券のみ |
主 催 | 愛知県芸術劇場 |
助 成 | 平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業 |
プロフィール |
2月10日(土)
堀尾寛太 1978年広島県生まれ。マシンと音の自然な関係性を追求し、自作の電子回路と機構を組み合わせた、音、光、運動、位置などさまざまなエネルギーを相互に変換し、物の自律した動きを作り出す装置によるライブパフォーマンスやインスタレーションを国内外で発表。また、エンジニアとして展示やイベント、プロトタイピングのための電子デバイスなどの開発も手掛けるほか、インターフェイスと振動を統合した電子楽器のプロジェクトも開始している。 米子匡司 楽器/電気/コンピュータなどを使って音楽演奏、展覧会などの形で音を含む環境の制作や展示、音を扱う道具の制作などを行なう。音楽以外の最近の活動としては、いろいろな物品をストリートで販売するための自動販売機の製作と設置。雑誌「余所見」の発刊。シェアハウスも兼ねる複合建物「PORT」や、住居兼オープン・スペース「FLOAT」の運営など。グループ・ワークとしては、SjQ(cubicmusic/HEADZ)、およびSjQ++のメンバーとして活動。 世紀マ3 2007年より名古屋を中心にライブ活動開始、2017年の現在まで毎年コンスタントにライブ活動を続ける。現在の編成は主に和太鼓、缶カラ三味線、サーキットベンド等。 おおしまたくろう 身近な道具を改変した楽器の制作と、それらを組み合わせた少し不思議なサウンドパフォーマンスを展開する。音楽や楽器の名を借りた遊びやユーモアによって通念をひっくり返し、人々の思い込みやアタリマエが生み出す社会の不寛容さをマッサージする。 清水卓也 1986年愛知県生まれ。現在東京都在住。2012年愛知県立芸術大学音楽研究科博士前期課程作曲領域修了。現在IT関連会社に勤務。コンピュータを用いて自動的に楽譜を生成する技術を一生研究。 2月12日(月・休)
荒木優光 1981年山形県生まれ。聴取の体験としての音の在り方/所在を探り、リスニング環境も含めた音の作業をフォーマットにとどめず展開。他、劇場上演実験《showing》(〜2016)の企画運営や、映像・パフォーマンス作品におけるサウンドデザイン多数。記録にまつわる作業集団アーカイブスペイを主宰する。バンドNEW MANUKEメンバー。 http://masamitsu-araki.tumblr.com/
サンガツ 東京で結成。4つのドラムと2つのギターと1つのベース。場所や身体を使った音楽パフォーマンス作品を多数製作、北京、ベルリン、ソウル、台北等で公演を行う。チェルフィッチュや藤井光氏等、他ジャンルとのコラボレーションも多数。 いまいけぷろじぇくと 作曲家兼パフォーマーの今村俊博(東京都在住)、池田萠(愛知県在住)によるユニット。2014年からこれまでに6回の公演を東京と名古屋で開催。 山本和智 独学で作曲を学ぶ。オーケストラ、アンサンブル、独奏曲、映画音楽など作曲活動は広範に亘り、作品は東京フィルハーモニー交響楽団等によって日本をはじめ各国で広く演奏されている。2009年度武満徹作曲賞第2位、2010年第5回JFC作曲賞等授賞多数。 Aoi 音と映像、時々ノイズ。従来のコンサート形式における音楽や、五線紙の上で行われてきた音のあり方を見つめなおし、音を空間をつたう一つの素材として捉えた、空間における音楽の可能性を追求している。ライブハウスで音を聴きながら、日常のあらゆる風景にある音を聴きながら、音楽について、その境界線について考えている。 |
---|
本公演の関連動画をご覧いただけます。
堀尾寛太:Kanta HORIO performance at TPAM2016
堀尾寛太:札幌国際芸術祭2017 堀尾寛太《補間》《テレグラフ》/SIAF2017, Horio Kanta: interpolation / telegraph
米子匡司:Tadashi Yonago Sound Performance: Short Introduction at HIN BUS ART CENTRE (short ver.)
荒木優光:ARCHIVES SUNROOF 2
サンガツ:Sound Visual Scape Performance, Backfill - Sangatsu × Hikaru Fujii with Luftzug
世紀マ3
おおしまたくろう:ぼくのDTM (My DTM)
清水卓也:Polymorphism / Takuya Shimizu
いまいけぷろじぇくと:岩渕貞太 作曲:身体奏法/stick
山本和智:山本和智(KAZUTOMO Yamamoto) ヴィデオロンのためのエピグランマ・マグネーティカ【磁性の句】
Aoi:1.声のないうた
今回は「知覚の解放体験」というテーマを設け、劇場での鑑賞の仕方にも踏み込んだ、より多様なパフォーマンスへのチャレンジを期待します。そしてこのプラットフォームでの衝撃が、新しいアウトプットへとつながることを望みます。
公演日時 | 2018年2月10日(土) 17:00 2月12日(月・休) 15:00 |
---|---|
会 場 | 愛知県芸術劇場小ホール |
ゲストアーティスト | 荒木優光、米子匡司、堀尾寛太、サンガツ |
募集要項 |
(1)募集するパフォーマンス (質問・ご相談は問合せメールアドレスまでお送りください)
(2)会場および会場に係る条件等
公演会場:愛知県芸術劇場小ホール内、および外(客席あり、なし) その他
(3)応募方法・宛先
→①②をメールに添付し、③をメール本文に記入の上、送付してください。
宛先:ws4@aaf.or.jp ※ご記入いただいた個人情報は愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)にて厳重に管理し、本事業を運営するために使用し、それ以外に使用しません。
(4)締切
2017年10月10日(火)必着《募集は締め切りました》
(5)審査員
(6)審査方法等
|
主 催 | 愛知県芸術劇場 |
助 成 | 平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業 |
審査員プロフィール |
新見 永治(しんみ えいじ)・パルル 名古屋市中区のカフェ兼イベントスペース「パルル」のオーナー。 猫町(ねこまち)・spazio rita 名古屋市中区に位置する、パフォーマンス・ワークショップなど様々な表現の為のオルタナティブ・アートスペース「spazio rita」で企画を担当。また、また、アーティストとして、音楽活動も行い、弾き語りからハードコアまで、多種多様な演奏スタイルが人気を博す。 野口 順哉(のぐち じゅんや)・空間現代 早稲田大学教育学部卒。2006年、在学中にバンド「空間現代」を結成。ギターボーカルとして作曲に携わる他、作詞も行う。2009年にレーベルHEADZより1stアルバムをリリースして以降、精力的なライブ活動を続ける。2016年からは活動拠点を京都に移し、空間現代のスタジオ兼ライブハウス「外」をオープン。 森田 太朗(もりた たろう)・ K.D japon 名古屋市中区のイベントスペース「K.D japon」のオーナー。アトリエだった店を受け継ぎ、14年間にわたり創造の空間を運営。また、自身が参加するメディア・ダンスパフォーマンス・ユニットholonやソロの舞踏家として表現活動を行う。勅使川原三郎に師事。 藤井 明子(ふじい あきこ)・愛知県芸術劇場プロデューサー 1992年愛知芸術文化センター開館から音楽の学芸員として勤務。ジャンルに捉われない活動を行うミュージシャンや作曲家に注目して音楽公演を企画・制作。「AACサウンドパフォーマンス道場プロジェクト」(2006~2013)企画・選考委員、あいちトリエンナーレ2010~2016のパフォーミングアーツのキュレーターも務めた。 |
---|