1993年7月23日(金) 19:00 愛知県芸術劇場大リハーサル室
演奏者: |
ハリプラサド・チョウラシア(バンスリ)、アミット・ロイ(シタール)
スバンカル・ベナルジー(タブラ)、 中川博志(タンブーラ)、
アヴィシャ・ゴパールクリシュナン(タンブーラ)
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<関連企画>
フォーラムイベント インド古典音楽の調べ
1993年6月21日(月) 地下2階フォーラム
出演者: 中川博志(バンスリ)、 さくらいみちる(タブラ)、 津谷陽子(タンブーラ)
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インド古典音楽デモンストレーション&レクチャー
1993年6月27日(日) 14:00〜15:30 アートスペースH 講師=中川博志(バンスリ奏者)
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インド古典音楽では、音楽家は神の音楽の体現者と考えられている。
宇宙の音・永遠の音を求めて、ラーガやターラという厳密な理論に基づいた演奏が行われる。
しかし古典的な理論に基づきながらも、演奏者はいかにして自分白身で新しい旋律を、
その場で生み出すことができるかを問われているのだ。この点で、インド古典音楽は
常に現在の音楽なのである。
インド古典音楽というと、まずシタールの演奏が浮かぶが、このコンサートでは、
シタールに加えて、横笛のバンスリの音色を体験する貴重な機会でもあった。
バンスリの演奏者は、インドから来日したハリプラサド・チョウラシア。
インド古典音楽界での人間国宝にあたる称号を与えられたにふさわしい、繊細かつ大胆で
円熟した演奏を聞かせてくれた。またシタールの演奏は名古屋在住のアミット・ロイ。
若手ながらいぶし銀のように光る演奏を行った。
演奏では、超絶技法が駆使され、スリリングなタブラとの掛け合いが、即興的に展開された。
それは、音楽を支える理論や宗教観をまったく知らずして、初めてインド音楽を聞く者の
耳にも、非常に刺激的で、興奮を誘うものだった。まさに「民族音楽というジャンルを
越えて、理屈ぬきに音楽の感性の真髄を堪能させてくれるコンサートだった」
(新聞評)。
(藤井明子)
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アミット・ロイ
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Photo:南部辰雄 |