街かどのハーモニー

   −村井修が撮った世界の彫刻−
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−村井修が撮った世界の彫刻−
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1993年12月15日(水)〜12月26日(日) アートスペースG、H
「記念トークフォーラム」
1993年12月17日(金) アートスペースA
出演: 村井修 (写真家)、 三國一朗 (放送タレント・エッセイスト)

愛知県出身の写真家・村井修氏は、建築写真の分野で活躍を始めた昭和30年代から、 ライフワークとして"彫刻と環境"をテーマにしてきた。 その空間をとらえる豊かな感性と巧みな技術は、端正で毅然とした件品を数多く 生み出している。今回の写真展は、アメリカのハーバード大学カーペンターセンターで 開催された "HARMONY/Sculpture&Environment"の名古尾巡回展として企画したものである。

アメリカ・中南米・ヨーロッパ・日本の地域別に、総計114点の写真を展示し、 世界のパブリックアート作品のいわば傑作選として、極めて豊當な内容をもつものとなった。

なお、企画サイドとしては、名古屋展としてのできるだけ効果的な展示空間の実現に留意し、 展示デザインや音響デザイン(オリジナルBGM)に取り組んだ。 また、表現者としての村井修氏をより多面的に知る機会として、トークフォーラムを開催し、 三國一朗氏とのその巧みな話術は、大いに観客を楽しませるものであった。

パブリックアート事業は、ともすれば、美術・建築・都市計画などの専門関係者による 実務レベルでの関心にとどまりがちである。しかし、今回の写真展は、一般の鑑賞者に とって、新鮮な驚きと感動を覚えるものであった。 このことは、村井氏の写真が、都市環境と芸術のあり方を考える視点をそなえ、 様々な調和のあり方を写真表現において結実しているからにほかならない。

(高橋綾子)


Photo : 村井修

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