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愛知と青春の旅立ち-コンドルズと祝おう-

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制作レポート
直前合同練習(2007/10/28)この催物は終了しました
コンドルズ・ユースAICHI編(2007/10/24更新しました!)この催物は終了しました
大人ダンサーズ編(2007/10/25更新しました!)この催物は終了しました
ミュージシャンズ編(2007/10/18更新しました!)この催物は終了しました

大人ダンサーズ編
第一回ワークショップ(2007/9/10、9/11)
2007年9月10日、11日。いよいよ大人のダンスワークショップも開始。 今回は近藤良平さんも参加。 <1日目> タオルを頭に巻き巻き近藤良平さん登場。続いて山本光二郎さん、藤田善宏さんも登場。 初日の10日は参加者26人全員が揃ったので、じっくり1時間かけて顔とダンス歴と「呼び名」の確認。時折笑いがおきつつ和やかに進む。もうこれでちょっとチームな感じがする。コンドルズと愛知芸術文化センターは今回で4回目のコラボレーション。
練習風景1練習風景2
10分や15分の休憩を時々はさみながら、遊びの要素も加わったストレッチや柔軟で楽しそうに体を伸ばしたり、近藤さんのハーモニカで手遊びしたり、音にのせてステップを踏んだり、パターンを幾つか変えてモデルウォークみたいに歩いたり。見ているだけでも楽しい。 特に幾つかのパターンを使って各組二人で30秒から1分弱で創作したダンスを組み合わせた時は、本当に「目から鱗が落ちる」感じがした。同じパーツを使っていても組み合わせ方やイメージの膨らませかたで13組の個性があったのに、それが重なったりすれ違ったりすると、アクの強さはちょっと中和されたり優雅だったのが滑稽に見えたりする。
練習風景3練習風景4
最後の15分。近藤さんがいきなり、「振りつけます!」。 本当に「あっ」という間にどんどん振りつけられていって、みんなどんどん覚えていった。 19時。一通り踊って初日終了。 <2日目> 山本さん、藤田さんがサッカーボール柄の柔らかいボールを持って登場。2チームに別れてサッカーのゲーム開始。みんな白熱して、体も気持ちもあったまった感じ。 2試合やった後、ストレッチをしている間に近藤さん登場。しばらくラジカセの前で一人思案の様子。本番用のダンスを考えているのでしょうか。 2日目も前日のモデルウォークのパターンをさらに増やしたりしながら、引き続き練習。その後、近藤さんが紙で動きの説明をしたり、実際に列を作って二組同時に踊ってみたりしながら本番用と思われるダンスが徐々に作られていく。1回通して立ち位置の確認。真横から始まるばかりじゃなく、斜めからとか正面からとか位置を変えていく。「入り込みを速くして、狭い感じに」といわれると、みんなすぐに反応する。そしてぎゅっとコンパクトになると一層ダンスっぽく動きが際立って視線が惹きつけられた。
練習風景5練習風景6練習風景7
今度は椅子を使うとのことで、スタッフ総出で椅子準備。「簡単だから覚えるといいよ。」との近藤さんの言葉でスタッフも一緒に参加してみた。 簡単でかわいくて面白い。表現の仕方も近藤さん流?肩上げ下げした後は手を横に開いて「ホワーイ?」。右手は「はーい!」って挙げましょう、次は指揮者になって最後に「ギュッ」。コンパクト見てお化粧したらその手で顔にべっとりくっつけて・・。やっていると自然と笑顔になる。楽しくて体が動いてしまう。本番を観に来られたお客さんも、同じように動きたくて体がむずむずするかもしれない。
練習風景8練習風景9練習風景10
最後に二日間のおさらい。みんなしっかり覚えていることに近藤さんも感心していた。また、次の練習日が2週間後ということで忘れないように「毎朝、朝食前に練習するように」との素敵なアドバイスも受け2日目も無事に終了した。 初日に近藤さんは、今回の公演を最終的に観る人も参加する人も「あー、面白かった」と思えるものにしたいと話していた。その時に言った”やれることはやりましょう”の言葉が程よく力が抜けていて印象的だった。 これから本番に向けてどう変化していくのか、とても楽しみだ。
(サポート・スタッフ 塚本和美)

第二回ワークショップ(2007/9/29)
18時。子供の参加者と入れ違いに、大人の参加者が着替えて続々と集まる。すぐに幾つかの輪ができて前回の復習を自主的に始めていた。一旦集まって山本さん、藤田さんを囲んでミーティング。「みんなで教えあっちゃって」との藤田さんの言葉がかかる中、前回欠席者をみんなでフォローしながら復習開始。
山本光二郎藤田善宏
山本光二郎藤田善宏
本番に向けて入り方の変更があったり、交差するタイミングの記憶違いを参加者たちで修正したり、互いの呼び名もすっかり定着している。そしてあの椅子ダンスもフォーメーションを確認。小さな輪から前向き、最後はラインに。今回初参加のスタッフも欠席者の代わりに入って一通り踊ると、楽しくて満面の笑み。その後自分たちで自主練習するほど気に入っていた。やはりこのダンス注目です。 創作デュエットダンスは山本さんから「完璧!OK。OK。」の声が飛ぶくらい、それぞれの組が自信に満ちていて、且つ、さらなる改良が進んでいるよう。本番にはどれほどパワーアップしているだろうか。最後はゴルフのような動きの入るダンスの復習。今回は2組に分かれて向き合って踊ってみると、山本さんから「キュート!」の声がかかりみんなの顔が和む。構成が見えたと山本さんも藤田さんも嬉しそうだった。閉館時間ぎりぎりまで、ほとんどの人が残って自主練習を続行。チームワークばっちりの大人のダンスに期待がますます高まった。
(サポート・スタッフ 塚本和美)

第三回ワークショップ(2007/10/11、10/12)
今回の2日間で大人ダンスのワークショップはちょうど折り返し地点。本番まで残り半月となった。この2日間はこれまで創られてきたダンスのひとつひとつの振りに細かい指摘や改良が加えられて、磨きをかける作業となった。
練習風景11練習風景12
二組同時に踊る“セ・パ両リーグダンス”は、藤田さんからの「もう少し、何かできるよねぇ」の声で、踊るステージに「入る人」と「出て行く人」との間に、追い出されたり回ったりポーズしたりと幾つかの関係ができた。椅子ダンスでは、椅子の上に立つ人が登場。どの場面で誰が立つのか、そして演技をしながら入ってくる登場のシーンにも、是非注目して欲しい。
練習風景13練習風景14
ゴルフのような動きの入るダンスでは、一方が途中まで踊って止まると、他方もそこまで踊って止まり、たまに一緒に踊ってみるけどまた相手のダンスを見ていたりと、「ダンス対決風」に変化。“肩抱きダンス”と呼ばれていたダンスでは、「歩く速さに変化をつけて!」の指示を受けて、速さだけでなく動きそのものを改良した組が多く現れた。今まで練習してきたよりずっとコンパクトな本番用ステージの中で、見つめ合う二人が手を繋ぐ二人の間を割って進む場面もあったりして、一層面白くなってきたと思う。
練習風景15
そして、今回一番改良されたと感じたのがモデルウォークダンス。新しい試みを考えている間かなり楽しそうだった山本さん・藤田さんのアイデアは、基本的にラインで動いていたダンスの体系変化。ぎゅっと固まりになってぶわっと散ったり、波が押し寄せてくるように”追い抜け・追い越せ”と2列がすれ違ったり。見ていて思わず「おぉ!」と声が出て思わず拍手しそうになった。
(サポートスタッフ 塚本和美)

第四回ワークショップ(2007/10/21)
中スポーツセンターにて大人ダンスのワークショップ。
久々の近藤良平さん登場。さて今回は何が起こるだろう。
13時。山本さん、藤田さん、近藤さん登場。到着してしばし3人でミーティング。曲 をかけながら3つ目のダンスを参加者が練習する頃、近藤さんが輪の中へ入ってきた。
練習風景16
まずは挨拶。そして、「こんどうさんちの体操」について説明が始まった。ちゃんとやればちゃんとツボに効くこの体操は、1番と2番の両方やると体全部のツボを刺激することになるそう。なにげにやっていた、手の形や力の入れ具合をひとつひとつ丁寧に教えてもらう。
一通り曲をかけながらやってみると、びっくりするぐらい体がぽかぽかする。腕も指も足も伸びて気持ちがいい。これからの季節、朝の体操にいいかも。
練習風景17
体が温まったところで、今日は今までの5つのダンスを繋げる作業。ひとつのダンスから次のダンスへのつなぎや、音楽の強弱、照明の位置などを考えながら繋がったダンスは、衣装を着ていないけれど本番のステージが見えてくるようだった。 大きく変化したのは「はやいリズムのダンス」。ゴルフみたいな動きの入るこのダンスは「群対群」から「個対個」に変化。近藤さんの「もっと凝っても大丈夫かな?」の声でさらに改良。ある場面で「発明だ!」と嬉しそうな近藤さんの声もあがった。このダンスのラスト、笑ってもらえるか、ぽかんとされるか楽しみだ。 終了間近にも「実験していいですか?」という近藤さんの一言で、隣の人の手をそっと触ったウェーブだったり、全員で足を掻いてみたり、間の人を前に押し倒したりのダンス?実験?があるなど、相変らずあっという間の4時間だった。 (サポートスタッフ 塚本和美)



主催: 愛知芸術文化センター企画事業実行委員会(愛知芸術文化センター、中日新聞社、東海テレビ放送)
企画: 愛知県文化情報センター
助成: 財団法人地域創造
協賛: Chacott チャコット株式会社
平成19年度文化庁芸術拠点形成事業


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