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愛知と青春の旅立ち-コンドルズと祝おう-

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制作レポート
直前合同練習(2007/10/28)この催物は終了しました
コンドルズ・ユースAICHI編(2007/10/24更新しました!)この催物は終了しました
大人ダンサーズ編(2007/10/25更新しました!)この催物は終了しました
ミュージシャンズ編(2007/10/18更新しました!)
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ミュージシャンズ編
第一回ワークショップ(2007/10/11、12)
<1日目>
音楽製作を担当されるのは、コンドルズのバンドプロジェクト「THE CONDORS」の音楽プロデューサー、石渕聡さんです!
石渕聡
メンバーが練習スタジオに集合して、まずは楽器の編成にびっくり!!ギター、パーカッション、ヴァイオリン、ドラム、アコーディオン、コーラス、ボーカル、サックス、ベース・・・しかも、どんな曲をやるか決まっておらず、何と石渕さんがメンバーの出音を聞きながら、作曲していくとの事。(みんな少し不安げな顔をしていました。)
リハーサル風景1リハーサル風景2リハーサル風景3
そこに石渕さん登場!メンバーの自己紹介が終わった後、さっそくそれぞれの音を聴かれる石渕さん。おもむろにジャンベでビートを作り、そこにベース、ヴァイオリン、サックス、キーボードと、どんどん音を組み上げていきます。
僕も作曲や楽器の演奏をしますが、様々な楽器を弾き、即座にフレーズを紡いでいく石渕さんに大変感銘を受けました。(...すごい)そうこうしている間に、A,Bという二つの展開がほぼ完成しました。
次の展開は男女のコーラスから始まる壮大で神秘的な雰囲気。おぉかっこいい!!前の展開とは全く雰囲気が変わり、その対比は非常に映像的でゾクゾクします。
リハーサル風景4リハーサル風景5
そんな感じで曲がだいぶ仕上がってくると、そこにギター、ドラム、チェロ担当の高校生達が登場し、音楽ワークショップのメンバーが全員集合。先ほどの男女のコーラスパートにチェロが入ったとたん、メンバーも石渕さんも「おぉー!」と声が上がる程、雰囲気が重厚に、より神秘的になりました。
リハーサル風景6
その様な感じでセッションと曲作りが始まってから5時間もすると一曲がほとんど完成し、後は細部を詰めるのみとなりました。
そこに、大人ダンサーズのワークショップを終えた山本さん、藤田さんがお見えになって、完成した曲を披露。「すごい曲ができたね。」と言っていただきました。
一曲目のタイトルは、『君に鯱あれ』
しゃれの効いた名前ですが、どんな曲に仕上がったか・・・本番をご期待下さい!!

<2日目>
今日も早速曲作りから始まりました。
昨日の『君に鯱あれ』はビートやベースなどのボトム部分から作成されましたが、今日はアコーディオン、キーボード、サックス、ギターなどによる、メロディーやコードから曲を作っていく石渕さん。キーボードや愛用のマンドリン等で、どんどんメロディーを組み立てていきます。アコーディオンから始まる、軽快で可愛らしい曲♪
リハーサル風景7リハーサル風景8リハーサル風景9
メロディーラインの雰囲気ができた所で、ベースライン、パーカッションを作っていきます。おっと・・・かなり手ごわいベースラインで、弾きこまないと弾きこなせなさそうです。パーカッションも二つのジャンベが重なり合って、一つの複雑なリズムとなっていて、なかなか難しそうです。
そうして2曲目も完成!ヨーロッパのどこかにある鼓笛隊のような雰囲気から、どんどん新しい世界が広がっていくような曲に仕上がりました。不思議な魅力を持った気持ち良い曲です。
さぁここで、今までの2曲を弾きこむのかなと思っていたら、何と3曲目の作成に入るとの事。どんな曲にしたいか我々メンバーと打ち合わせが始まります。「池のイメージ」というアイディアが採用となり、瞬く間にベースとギターのリフを6種類ほど作られました。そのリフを基にメロディーやコードを作っていき、さらにそれらに展開を付け、3曲目の基本ができたところで、今回の練習は終了。
次回の音楽ワークショップは2週間後となるので、一度録音をして持ち帰り、各自で練習をしようという事になりました。ちょうど良いタイミングで練習を見に来てくださった、コンドルズの山本さん、藤田さん、大人ダンサーズのみなさんに、今までで出来た3曲を録音しながら披露する事に。一曲、一曲終わるたびに大きな拍手と歓声をいただきました。
正直プレイヤーの僕としても、この3曲は本当にかっこいいです。やられます。しかもこの中のどれかの曲でコンドルズ近藤さんも踊られるとの事で興奮も高まります。
リハーサル風景10石渕聡
その後、音楽ワークショップのメンバー、石渕さんとで、パンフレット用の写真撮影。こうして写真を撮るためにメンバー集合してみるとかなり濃いです(笑)
石渕さん曰く「変なジプシーの音楽隊」(笑)。楽器編成から変わっていますからね。
こうして、まずは音楽ワークショップ最初の二日間が終了しました。この二日間だけでも理論、奏法、作曲、フレージング、コードワーク・・・様々な勉強をする事ができました。
新しい発見や感動がいっぱいありました。石渕さんは楽器の演奏者に対して、その楽器を弾いてフレーズを伝えたり、それぞれのパートに分かりやすい言葉で伝えたりしていただけるので、僕たちも伝わりやすく感じました。こうした事を振り返ると、石渕さんは、理論やテクニックなどに裏打ちされながらも、イメージを大切にし、音楽の「美味しい」所を新鮮なうちに調理する直観力と、それを紡ぐ構成力が並外れている方だと感じました。「既成概念を取り払った所に音楽がある」と石渕さんはおっしゃいました。この楽器だからこう弾くとか、こうあるべきとか、こうしなきゃいけないというのは、本当の音楽には意味の無い事であるし、表現する事にとっては制約にすらなりますよね。ジャンルも楽器も超えた音楽体験は非常に貴重なものになりました。
後半のワークショップ、そして本番!がんばります!!

(サポート・スタッフ/ベース担当:上村祐一)




主催: 愛知芸術文化センター企画事業実行委員会(愛知芸術文化センター、中日新聞社、東海テレビ放送)
企画: 愛知県文化情報センター
助成: 財団法人地域創造
協賛: Chacott チャコット株式会社
平成19年度文化庁芸術拠点形成事業


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