HUMAN COLLABORATIONとは、複合文化施設である愛知芸術文化センターの特性に合わせ、
芸術家、スタッフ、住民によるオリジナルな作品制作を行う、総合的な芸術創造
プログラムです。
HUMAN COLLABORATIONでは、以下の理念を追求しています。
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異なった芸術ジャンル間、国際間の共同制作による新しい表現様式の可能性の追求 |
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ジャンルとジャンル、国と国、アーティストと観客、制作に関わる人々と観客との有機的結合 |
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単独の公演や展示ではなく、映像、ワークショップなど様々な事業を組み合わせた、より多様な<芸術への入口>の提供 |
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地域の文化施設との連携による地域の活性化 |
HUMAN COLLABORATION'97では、96年に引き続いて、映像、ダンス、音楽による
コラボレーション公演をひとつの柱とし、アートフィルム・フェスティバル、
イベントークPart6より事業を構成しました。
イベントークでは、日本人の身体を見据えることで「舞踏」という新しい舞踊表現の
可能性を切り開いた土方 を取り上げ、映像、美術、写真等のジャンルのアーティストとの
共同制作を行ったコラボレーションの先駆け的な側面にも注目しました。
またアートフィルム・フェスティバルでは、昨年のコラボレーションの成果となった
映像作品『3+1』や、舞踏を捉えた『ダンス・オブ・ダークネス』、コラボアートの
出演者スー・ヒーリーのビデオダンス作品を上映する等、様々な企画を有機的に結合する
ことによって、総合的に芸術表現を紹介する複合事業を開催しました。
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* この一連の事業は財団法人地域創造/ジャンボ宝くじ助成のもとに行われました。
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Photo : 南部辰雄 |
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