AACサウンドパフォーマンス道場とは?

2006年に始まった「AACサウンドパフォーマンス道場」(以下「AAC道場と呼びます)は、サウンドパフォーマンス作品の企画案を一般公募し、優秀な作品を選考の上、愛知芸術文化センター愛知県芸術劇場小ホールで上演し、全国に向けて発信するプロジェクトです。

サウンドパフォーマンス - 音を使ったパフォーミング・アート - は、古くて新しいアートの領域です。音楽演奏やダンスなどは人類の歴史と同じだけの長い歴史を持っています。
その一方で、音・身体・パフォーマンスと視野を拡大すると、ジャンルの形にとらわれない新しい表現の可能性も無限に広がります。そのひとつとして、最近ではメディア・テクノロジーを融合させた興味深い試みも多数見られるようになりました。
こうした動きのなかで、展示型の作品にくらべ、パフォーマンス作品は評価の場がほとんど無いのが実情です。AAC道場は、これまでコンテストにあまり縁がなかったこのようなアートの動向にターゲットを向け、若いアーティストのための登竜門となることをを目指しています。

AAC道場は、単に優劣を決めるのではありません。選考委員・主催者も一丸となって「若手アーティストを応援し、作品を 磨き上げる」ことを重視するユニークなコンペティションです。
書類選考により発展性のある優秀な企画案を選考し、入選者には制作費が補助されるとともに、選考委員によるアドバイスやディスカッションのプログラムが用意され、企画案をよりハイレベルな作品として完成できるようサポートします。
また、舞台技術スタッフのサポートにより、愛知県芸術劇場小ホールの機能を活かし、ホールの特性を作品の一部にしてもらえるよう 応援します。
選考委員には、精力的な制作活躍を続けるアーティストなどをむかえ、審査選考からブラッシュアップまで力強くサポートします。