自主事業:人材育成

舞台芸術創造セミナー2019
アーティストと制作者のための舞台技術講座
【セノグラフィーとは何か?】
2019年度 愛知県芸術劇場 舞台芸術人材養成ラボ

新しい舞台芸術作品を創造していくアーティストや制作担当者が知っておきたい舞台技術を取り上げる舞台芸術創造セミナー。
今年は『ムンク|幽霊|イプセン』公演に関連して、美術と舞台空間に焦点を当てたトークとワークショップを行ないます。

①トーク
内 容

画家と舞台美術の近くて遠い関係!?

愛知県美術館に収蔵されているエドヴァルド・ムンク『イプセン『幽霊』からの一場面』はイプセン『幽霊』の上演のために描かれた作品です。ムンクの生きた時代にはアルフォンス・ミュシャやトゥールーズ=ロートレックなど美術界だけでなく劇場でも活躍する画家多く現れました。ムンクや同時代の美術作家について舞台芸術との関係から探ります。

開催日時 2019年 9月28日(土) 10:00~12:00
会 場 アートスペースH(愛知芸術文化センター 12階)
トークゲスト

杉山 至、鳴海 康平 他

定 員 先着50名
料 金 無料
②ワークショップ
内 容

セノグラフィーとは何か?〈イプセンの戯曲から考えてみる〉

通常”舞台美術”と訳されることが多いセノグラフィー(Scenography)。日本ではまだ馴染みの薄い言葉ですが、Scene+Graphicという語源を考えると、視覚や聴覚といった知覚や空間など、実に広い領域のことを指しています。今回はイプセンの戯曲をテーマにセノグラフィーについて考えてみましょう。

開催日時

2019年 9月27日(金) 19:00~21:00

2019年 9月28日(土) 13:00~16:30

※戯曲『人形の家』『幽霊』『ヘッダ・ガプラー』いずれか1冊を事前に入手し、読了の上 ご参加ください。
※2日間連続で参加してください。

会 場 27日…愛知県芸術劇場 大リハーサル室(愛知芸術文化センター 地下2階)
28日…アートスペースH(愛知芸術文化センター 12階)
講師

杉山 至(セノグラファー)、鳴海 康平(演出家)

講師からのコメント

絵画や建築、彫刻やメディアアートから文学等々まで。セノグラフィー (舞台美術)は様々なアートジャンルの要素が絡まりながら創作されていきます。またその創作過程は、1人でイメージを練るだけでなく、様々な人々のイメージも共有されながらまるで化学反応するように変容、成長していきます。今回のワークショップでは、イプセンの戯曲を元にそんなセノグラフィー の発想を参加者の皆さんと体験、共有していきます。経験の有無に関わらず興味のある方は是非ご参加ください!

杉山 至

 

自分の家の玄関やキッチン、自分の部屋、仕事場、地下鉄の駅、教室、飲食店、書店などなど。用途によって、空間の機能が変わることは身の回りに溢れています。言い換えれば、空間の機能を変えることは、その中身にも影響を与えます。このよく見かける中身と空間の関係は、舞台芸術でいうならば、広い意味で「セノグラフィー」ともいえます。つまり、俳優や演出、テキストなどの中身に多いに影響する空間の機能、というわけです。今回のワークショップでは、日本の「セノグラフィー」専門家の一人である杉山至さんと刺激的な時間が過ごせます。舞台芸術に留まらず日常の見え方もきっと変わる「セノグラフィー」。ぜひその発想を体験してみてください。

鳴海康平(第七劇場 演出家、Theatre de Belleville 芸術監督)

定 員 先着20名
料 金 2,000円
申込方法

申込先メールアドレス: ws8@aaf.or.jp

件名:「美術と舞台美術、セノグラフィー」申込み

①名前(ふりがな) ②参加したいプログラム名(①トーク又は②ワークショップ) ③連絡先(メールアドレス、携帯電話)をご記入の上、お申し込みください。

*お預かりした個人情報は、愛知県芸術劇場[(公財)愛知県文化振興事業団]にて厳重に管理し、本事業を運営するために使用し、それ以外に使用しません。

主 催 愛知県芸術劇場
助 成 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会

杉山 至(セノグラファー)

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舞台美術研究工房・六尺堂ディレクター、二級建築士。近年は劇団「青年団」、「地点」、「サンプル」等の舞台美術を担当。また舞台美術ワークショップを多数実施。2006年カイロ国際実験演劇祭参加。作品:地点『るつぼ』にてベスト・セノグラフィー賞受賞。

鳴海 康平(演出家)

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©松原豊

1979年生まれ。早稲田大学在籍中の99年、劇団を設立。これまで国内20都市、海外4ヶ国8都市(韓国・ドイツ・フランス・台湾)で作品を上演。2004年ロシア、08年香港にて研修。12年から1年間、ポーラ美術振興財団在外研修員としてフランスで活動。14年、三重県津市に拠点を移し、新劇場Theatre de Bellevilleを開設。16年~18年の3年間にわたる日台国際共同プロジェクトを実施。