自主事業:人材育成

広場ラボ オンラインミーティング 初めてましてから一歩ずつ。~地域と関わるアートの現場~

2018年度からスタートした愛知県芸術劇場のファシリテーター・コーディネーター養成講座/広場ラボ。アートと社会をつなぐ広場として、人材養成講座を続けてきました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、一時はワークショップやアウトリーチを行う機会が激減しました。現在、少しずつ復帰しつつはありますが、様々なリスクの中で地域と関わるとはどういうことか、今ここでもう一度捉え直す必要がありそうです。
今回のオンラインミーティングでは、ゲストに医療・介護の領域とアートが関わる現場で実際に活躍されている方々にお越しいただきます。企画者、アーティスト、受け入れ側、参加者、それぞれの考えや感じ方、そして今、何が必要とされているのか、一緒に考えていきましょう。

概要

2022年度のプログラム

①オンラインミーティング
初めましてから一歩ずつ。〜地域と関わるアートの現場〜 2022年9月26日(月)

②実践型ワークショップ   2023年3月~4月(予定)

 

日程
ゲスト
ファシリテーター

2022年9月26日(月)19:30~21:00〈ケアとアート編〉

◇ゲスト

唐川恵美子さん:軽井沢町にある「診療所と大きな台所 ほっちのロッヂ」文化環境設計士(文化企画担当)
栃木県生まれ、福井県育ち。東京外国語大学ドイツ語専攻・同大学院修士課程を修了後、(公財)武蔵野文化事業団にて事業企画運営に従事。2016年、地元の福井県坂井市にて地域おこし協力隊としてUターンし、古民家で音楽家による老々介護世帯の見守り活動「アーティスト・イン・ばあちゃんち」を立ち上げ運営する。2018年より(公財)坂井市文化事業団にて舞台音響や企画広報を担った後、2020年「ほっちのロッヂ」へ参画。ケアの現場と接した創作表現活動の可能性を模索している。

野口 桃江さん:音楽家/アーティスト
桐朋学園大学音楽学部 作曲理論学科卒業後、ハーグ王立音楽院/王立アカデミーオブアート ArtScience学科にて音楽修士号取得。2016年 愛知県芸術劇場主催 サウンドパフォーマンス・プラットフォーム出演を機に名古屋に移住。近作に、生体シグナルを扱ったピアノ即興パフォーマンス、サウンドインスタレーション、EVをアート化するプロジェクト「Quenelle」など。創作のかたわら、音のワークショップをとおして多様な人々と関わることをライフワークとし、広場ラボで得た知識や経験を活かしながら、各所でワークショップをおこなっている。2022年6~9月、ほっちのロッヂの滞在型プログラム「交換留藝」に参加中。

ほっちのロッヂとは
診療所と大きな台所のあるところ。長野県軽井沢町を拠点に、2019年9月より訪問看護ステーション、2020年より診療所(外来・訪問診療)、病児保育、通所介護などのケア事業を順次スタート。「症状や状態、年齢じゃなくて 好きなことをする仲間として出会おう」を合言葉に、ケア以外の入り口からも町の人たちとつながり、町全体の健康を考えるための文化・まちづくり活動を展開している。

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◇ファシリテーター

梶田 美香:名古屋芸術大学教授・名古屋大学、南山大学非常勤講師・博士(人間文化)
名古屋市生まれ。音楽大学を卒業後、愛知県を中心に演奏活動を展開。通常のコンサートと並行して、子ども向け企画やワークショップなども行う。2002年に玉川大学教育学部に編入し教育学を学んだ後、2005年~10年まで名古屋市立大学大学院で学ぶ。学校音楽教育研究を経て、アウトリーチ研究に没入。現在は、アートプロジェクトや劇場に関する調査研究、アーティストのためのマネジメント講座での講師、エデュケーションプログラムの企画制作などが多い。また文化行政の委員も歴任。

2022年10月3日(月)19:30~21:00〈老いとアート編〉

◇ゲスト

堤 佳奈さん:三重県文化会館 事業課 演劇事業係、OiBokkeShi×三重県文化会館「介護を楽しむ」「明るく 老いる」アートプロジェクト担当。
兵庫県出身。2010年よりこまばアゴラ劇場、劇団青年団制作部に在籍。2016年より三重県文化会館事業課にて勤務。2017年からは、OiBokkeShi×三重県文化会館による社会包摂事業「介護を楽しむ」「明るく老いる」アートプロジェクトを担当。2020年より県内の高齢化の進む市町で出張公演を行う。同プロジェクトを機に介護初任者研修(旧ヘルパー2級)を修了。

世古口正臣さん(特別養護老人ホーム美里ヒルズ施設長)
社会福祉法人弘仁会 特別養護老人ホーム美里ヒルズ 施設長。三重県津市出身。2006年に同法人に入職、2012年より現職。「施設を住まいに」をテーマに、施設の暮らしや介護を良くするための研修講師や介護現場のコンサルタントとしても活動。高田短期大学 非常勤講師、鈴鹿オフィスワーク医療福祉専門学校 非常勤講師、三重県社会福祉協議会 外部講師、三重県介護労働安定センター 外部講師、津市介護認定審査会委員、一般社団法人日本ユニットケア推進センター 副会長等。

OiBokkeShi×三重県文化会館「介護を楽しむ」「明るく 老いる」アートプロジェクトとは
俳優・介護福祉士の菅原直樹さん(OiBokkeShi主宰)と、三重県文化会館がタッグを組んだアートプロジェクト。プロジェクトの一環として公募で集まった老いや介護に関心のある三重県内 の22~95歳の公募メンバーによる集団「老いのプレーパーク」を結成し、菅原直樹氏指導のもと2018年度から毎年、演劇作品を上演。2020年度からは三重県内を巡回する体験講座と出張公演に挑戦している。

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◇ファシリテーター

吉野さつき:ワークショップコーディネーター・愛知大学文学部教授
英国シティ大学大学院でアーツ・マネジメントを学ぶ。公共ホール勤務、英国での研修(文化庁派遣芸術家在外研修員)後、コーディネーターとして、教育、福祉などの現場でアーティストによるワークショップを数多く企画。アウトリーチ事業やコミュニティアーツプログラム、ワークショップ等の企画運営を担う人材育成にも各地で携わる。2017年度より厚生労働省の障害者芸術文化活動普及支援事業評価委員。異ジャンルコラボバンドの「門限ズ」では、めいとして活躍中。

対 象 音楽・ダンス・演劇・パフォーマンス等に出演者やスタッフとして関わっている方
教育・福祉・医療等に関わっていてアートとの協働に興味のある方
社会と舞台芸術との接点に興味のある方
参加費 無料(要申込)
参加方法 オンラインで「Zoom」を使用します。
※パソコン・スマートフォン・タブレット等の端末とインターネット接続環境が必要です。
※各開催日の前日までに、メールにて「Zoom」のURLをお知らせします。
※当日はオンラインでビデオオン・音声オンにできる環境でご参加ください。
申込方法

メール ws22△aaf.or.jp(「△」を「@」に置き変えてください。)

件名:「広場ラボ」申込み
本文に以下の情報をご記入の上、お申込みください。
①お名前(ふりがな)
②参加希望日
③過去のファシリテーター・コーディネーター養成講座・広場ラボへの参加の有無

主 催 愛知県芸術劇場
助 成 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
お問合せ

愛知県芸術劇場  
TEL: 052-211-7333(10:00~18:00) FAX: 052-971-5541 Email: ws22△aaf.or.jp(「△」を「@」に置き変えてください。)