自主事業:人材育成
AAF戯曲賞関連プログラム2024-2025『戯曲/演出 集中キャンプ』
上演を前提とした戯曲賞であるAAF戯曲賞は、これまで21作品の受賞作を上演してきました。その関連プログラムとして昨年度実施し、多様な参加者が集まり好評だった集中キャンプを今年度も実施いたします。ナビゲーターには昨年度に引き続きAAF戯曲賞受賞者である萩原雄太氏を迎え、多彩なゲスト講師とともに「戯曲とは何か?」「演出とは 何か?」について向き合い、それぞれの活動の中でどのように活かせるか?に取り組む講座を行います。
また今回は、演出コース最終日の発表会を一般公開いたします。普段の活動から一歩踏み出してみたい方、お待ちしています!
岡田利規氏による講座の一般公開についてのお知らせ(2024/11/29):
戯曲コース 12月21日(土)の岡田利規氏による講座(講座時間:11時~13時)を当日一般公開いたします。詳細は以下の「概要」よりご覧ください。
ゲスト講師プロフィール掲載のお知らせ(2024/11/11):
各コースのゲスト講師プロフィール情報を掲載しました。詳細は以下の「プロフィール」よりご覧ください。
概要
では、「よき(良き/善き/好き)戯曲/演出」とは何か?あるいはすべてが戯曲/演出ならば、あなたはそれをどのようにあなたの創作や、仕事や、生活に実装するでしょうか?もちろん演劇をやったことがなくても大丈夫です。演劇業界やジャンルの話ではなく、わたし(たち)の生(せい)の話をしたいので。
ナビゲーター 萩原 雄太
戯曲コース
日 程 |
内 容 |
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12月17日(火) 17:00~20:00 |
〈オンライン〉 オリエンテーション |
12月19日(木) 13:00~20:00 |
ゲスト講師:大崎清夏(詩人) 【講座時間:14時~16時】 |
12月20日(金) 13:00~20:00 |
ゲスト講師:永井玲衣(哲学者・作家) 【講座時間:14時~16時】 |
12月21日(土) 10:00~19:00 |
ゲスト講師:岡田利規(演劇作家・小説家・演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰) ★岡田利規氏による講座は、当日一般公開いたします。 |
演出コース
日 程 |
内 容 |
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2025年1月14日(火) 17:00~20:00 |
〈オンライン〉 オリエンテーション |
1月17日(金) 13:00~20:00 |
ゲスト講師:村上慧(アーティスト) 【講座時間:14時~16時】 |
1月18日(土) 13:00~20:00 |
ゲスト講師:田中みゆき(キュレーター・プロデューサー) 【講座時間:14時~16時】 |
1月19日(日) 10:00~19:00 |
ゲスト講師:humunus(演劇ユニット) / 小山薫子、キヨスヨネスク 【講座時間:10時~12時】 |
※ゲスト講師による講座・ワークショップは各日2時間程度を予定しています。
ナビゲーター |
萩原雄太(演出家・第13回AAF戯曲賞受賞者) 演出家、かもめマシーン主宰。主な作品に、原発事故後、福島の路上で行った『福島でゴドーを待ちながら』、日本国憲法をテキストに使った『俺が代』、サミュエル・ベケットの『しあわせな日々』、ひとりの観客に対し、俳優が電話回線を通じて1対1で上演を行う『電話演劇シリーズ』など。24-25年セゾンフェロー1。18年、Theatertreffen International Forum(ベルリン)に参加。23年、Asian Cultural Council New York Fellowshipに採択され、ニューヨークに滞在。24年、中国の演出家・王梦凡、キュレーター・张渊、劇作家の山本卓卓とともに日中当代表演交流会を開始。ジョージタウン大学・Laboratory For Global Performance & Politics2024-2026のGrobal Fellowに採択される。 |
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会 場 | 愛知芸術文化センター12階 アートスペース他 |
参加料 | 各コース3,000円 |
募集人数 | 各コース8名程度 ※応募者多数の場合、選考を行う可能性があります。 ※ゲスト講師による一部の講座については、聴講参加のみ別途受付ます。詳細は12月1日以降にウェブサイトにてご確認ください。 |
締 切 | 戯曲コース:2024年12月1日(日) 演出コース:2024年12月15日(日) |
主催・お問合せ |
愛知県芸術劇場 |
申込方法
申込方法 |
メールでお申込みください。(申込受付開始:11月5日(火)) 件名:『AAF集中キャンプ』申込み 本文: ※ お申込後メールにて4日以内に返信いたします。万が一返信メールが届かない場合は、お電話にてご連絡ください。 |
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プロフィール
ゲスト講師 |
大崎清夏(詩人)
1982年神奈川県生まれ。2007年頃から詩人として活動を始め、詩集『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞、『踊る自由』で第29回萩原朔太郎賞最終候補。著書に『私運転日記』(twililight)、『目をあけてごらん、離陸するから』(リトルモア)、第1詩集『地面』ほか初期詩集3作をまとめた『大崎清夏詩集』(青土社)などがある。美術作品や舞台芸術における協働制作も活動の主軸に据え、奥能登国際芸術祭パフォーミングアーツ「さいはての朗読劇」(22、23年)では脚本と作詞を担当。24年には、舞台『未来少年コナン』劇中歌歌詞、シャリーノ作曲オペラ『ローエングリン』日本語訳の修辞も手がけた。山の暮らしに憧れながら、海辺に暮らしている。 永井玲衣(哲学者・作家) 人びとと考えあう場である哲学対話をひらく。政治や社会について語り出してみる「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通して対話する写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」、Gotch主催のムーブメントD2021などでも活動。著書に『水中の哲学者たち』(晶文社)『世界の適切な保存』(講談社)。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。 岡田利規(演劇作家、小説家、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰)
2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。チェルフィッチュでは07年に同作で海外進出を果たして以降、世界90都市以上で作品を上演。音楽家・美術家・ダンサー・ラッパーなど様々な分野のアーティストとの協働を積極的に行なうほか、16年からはドイツの公立劇場レパートリー作品の作・演出を継続的に務めている。小説家としては、07年に『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(新潮社)を刊行。第2回大江健三郎賞受賞。22年に『ブロッコリー・レボリューション』(新潮社)で第35回三島由紀夫賞および第64回熊日文学賞を受賞。 村上慧(アーティスト) 東京都生まれ。私(わたくし)と公(おおやけ)の関係に着目し、個人の生活が社会に与える影響を考察する。近年の主な展覧会に「村上慧 移住を生活する」(金沢21世紀美術館、2020年)、「TERRADA ART AWARD 2023」(寺田倉庫、24年)など。著書に『家をせおって歩く かんぜん版』(福音館書店、19年)『イメージと正体の調査報告』(盆地Edition、24年)などがある。近年は千葉県山武市に土地を購入し、落ち葉の発酵熱や地下水の気化熱など自然現象を利用した冷暖房を開発する《村上勉強堂》計画を進めている。 田中みゆき(キュレーター/プロデューサー) 「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を障害のある人たち含む鑑賞者とともに再考する。近年の仕事に、映画『ナイトクルージング』(2019年)、21_21 DESIGN SIGHT企画展「ルール?展」(21年)共同ディレクション、展覧会「語りの複数性」(東京都渋谷公園通りギャラリー、21年)、『音で観るダンスのワークインプログレス』(KAAT神奈川芸術劇場ほか、17年~)、『オーディオゲームセンター』(17年~)など。22年ニューヨーク大学障害学センター客員研究員。美術評論家連盟会員。単著に『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える』(リトルモア)、共著に『ルール?本 創造的に生きるためのデザイン』(フィルムアート社)がある。 humunus(演劇ユニット) 2018年、小山薫子、キヨスヨネスクによる演劇ユニットとして結成。俳優による新たな創作法を探求。人間と非人間の活動の布置の重なりにドラマを見出し、それら"地理学的諸事象"を音/声を中心とした身体表現によって作品化している。20年より福島県富岡町に拠点「POTALA-亜窟」を開設。現在まで福島と東京を行き来しながらフィールドワークと制作を行っている。21年〜23年にかけて富岡町内を巡るツアーパフォーマンス「うつほの襞」を発表。22年、福島でのリサーチを元に展示+上演作品「砌と船」を東京で発表。24年、ラボ企画「HUM&HAW」と題してWSと試演会の複合プログラムを実施。 |
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関連イベント
公開発表会
戯曲コースで創作された戯曲を、演出コースの参加者が各自演出し、最終日に発表いたします。発表については、参加者以外の方にも広くご覧いただけるように公開いたします。
日 程 | 2025年1月19日(日)14:00-17:00(予定) |
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会 場 | 愛知芸術文化センター12階 アートスペースH |
参加料 | 無料(予約不要) 入退場自由 |