自主事業:ミニセレ
ダンス・セレクション 2023
愛知県芸術劇場が同時代にお薦めするパフォーミングアーツのダブルビル
社会に蔓延る焦燥感や空気感を、ダイレクトにあるいは繊細に身体に照射し誕生した、東西の2組のアーティストによるパフォーミングアーツ作品が、愛知県芸術劇場に初登場。
ご来場の皆さまへお願い(新型コロナウイルス感染症関連)
ご来場前に「愛知県芸術劇場主催公演にご来場の皆さまへお願い(新型コロナウイルス感染症関連)」をご覧ください。
概要
公演日時 |
2023年2月11日(土・祝)14:00開演(13:45開場) ※公演終了後、アーティストによるトークを開催します。 |
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会 場 | 愛知県芸術劇場 小ホール |
プログラム |
橋本ロマンス『Pan』 演出・振付:橋本ロマンス Pan(パン)という言葉は、ギリシャ語で「すべて」を意味する。 丘の斜面に立った古代アテネでの円形劇場では、観客は舞台の背後に自分たちの生活する都市を同時に見下ろすことが出来たという。2021年。東京。若者という、ある生き物。その二つが生成する焦燥感。不安。孤独。自分たちの「すべて」を握りしめ、ポケットにねじこみ、その生き物は今日もうろついている。責任の所在。今日も現実を正しくうつすフィルターを検索すれどヒットはしない。これは私たちがこの劇場から古代アテネの観客と同じように、舞台の背後に自らの都市を発見することが出来るかという一つの試みである。 nouses『nous』 演出・振付・出演:nouses 言葉、意味、論理のないフィシス(自然)のゆらぎに私たちを近づける。 私たちが歩んできた人生が身体であり、感性であり、表現にも振付にもなりえると思います。それらの純度の高い抽出方法として即興の踊りを用いています。自己を除外してフィシスに近づく行為はいつの時代も似た表象になると思います。ですが時代ごとに生まれる多様な個としての自分(人生)を自分たちを受け入れた上でフィシスへ近づく行為は永遠に多様な一回性であり愛しく思います。言葉、意味、論理に囲まれた現在、フィシスへ想いを馳せる事は重要だと思います。その先で誰も哀しまない大切な景色があると信じています。 |
チケット料金 |
全席自由・整理番号付き ※ 3歳以下入場不可。 託児サービス あり(有料・要事前予約)。 |
チケット取扱 |
チケット発売 2023年1月13日(金) 10:00 ~ 愛知県芸術劇場メンバーズへの登録が必要です。詳細はこちら ☆愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階) TEL 052-972-0430 平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00 (月曜定休/祝休日の場合、翌平日) |
託児サービス (有料・要予約) |
対象:満1歳以上の未就学児 |
観劇・鑑賞サポート |
視覚に障害のあるお客さまへの鑑賞サポート ・事前にプログラムのデータをEメールでお送りできます。 |
主 催 | 愛知県芸術劇場 |
お問合せ |
愛知県芸術劇場 |
プロフィール
橋本ロマンス
1995年生まれ。東京都出身。
コンセプチュアルな手法を用いながらも、ポップ/ストリートカルチャーの要素を取り込むことでアートファン以外にも訴える魅力を持つ同時代性の高いパフォーマンスを制作する。作品を構成する全要素に一貫した美意識とヴィジュアル、様々な文脈を分解しコラージュの如く再構築することで作品テーマを多面的に分析し新たな仮定を提示するスタイルが特徴。
『トーキョー・ミステリーサークル・クラブ・バンド』SICF20 PLAY部門グランプリ(2019)、『サイクロン・クロニクル』横浜ダンスコレクション2020 最優秀賞新人振付家賞(2020)受賞。
横浜ダンスコレクション2021にて、ファウストやダンスマカブルをモチーフにコロナ禍における人間の孤独と死生観を描いた『デビルダンス』を上演。同年10月には国内最大の国際舞踊祭であるDance New Air 2020->21「ダンスショウケース」にてキュレーションを担当し、自身も『Pan』を上演。昨年度のダンスマガジン、朝日新聞などで年間ベストに選ばれるなど、いま最も期待の若手演出家のひとり。Dance Base Yokohamaレジデンスアーティスト。セゾン・フェローI。
nouses
京都出身の山本晃とワトリーから成るダンスチームnouses(ヌース・ヌゥス)。
HIP HOPカルチャーをベースとして2007年よりキャリアをスタートさせる。現代音楽の一つであるmusique-concrèteから由来する、フィールドレコーディングの手法を取り入れた音源制作を行い、そこからconcrèteと位置付ける独自のジャンルを確立させる。
ストリートダンスと現代アートを融合させた比類を見ない表現は国内外に認められ、独自のジャンルにもかかわらず世界最高峰のストリートダンスコンテスト JAPAN DANCE DELIGHTにてFINALISTとして2回出場を果たす。2017年にはスイスにて行われたHIPHOPフェスティバル Groove’N’Move Festival、2018年には、シンガーソンググライターMISIAのバックダンサーとして招聘される。
また、ストリートダンスのみならずコンテンポラリーダンサーからも高い支持を得ており、国内を代表するコンテンポラリーダンサーである大植真太郎・辻本知彦・梅田宏明・平原慎太郎・森山未來、各位(敬称略)との活動経験を持つ。近年ではYOKOHAMA DANCE COLLECTION 2021にてアーキタンツ・アーティスト・サポート賞を受賞。
関連イベント
ダンス・セレクション 2023 関連企画
nouses Workshop 「自分のための踊りと出逢う」
踊れる方も踊れない方も、是非ご参加ください。
日時 | 2023年2月9日(木)19:00~21:00 |
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会場 |
愛知県芸術劇場 大リハーサル室 |
講師 | nouses(ヌース・ヌゥス) |
定員 | 20名程度 ※4歳から参加可(有料) |
申込受付 | 2023年1月13日(金)10:00 ~ ※定員に達し次第、受付を終了いたします。 |
料金 | 「ダンス・セレクション2023」のチケットを お持ちの方:1,000円 お持ちでない方:2,000円 ※当劇場にて傷害保険に加入します。 |
申込方法 |
メールに以下の事項をご記入のうえ、お申し込みください。 メールアドレス:ws4△aaf.or.jp(「△」を「@」に置き変えてください。) |
注意事項 | ・動きやすい服装でお越しください。 ・水分補給用の飲料水などお持ちください。 ・劇場の広報用に撮影をいたします。予めご了承ください。 ・お預かりした個人情報は、愛知県芸術劇場[(公財)愛知県文化振興事業団]にて厳重に管理し、本事業を運営するために使用し、それ以外に使用しません。 |
助 成 |
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会 |
主催 |
愛知県芸術劇場 |
ニュース
2022.3.30 ステージナタリー:唐津絵理と山本麦子が語る、“実験と出会いの場”としての愛知県芸術劇場「ミニセレ2022」 |