自主事業:人材育成

舞台芸術創造セミナー2022 マルチチャンネルスピーカーと身体の実験【Theater Idioms】
空間と音と身体の関係を探る劇場実験、参加者募集!

舞台芸術作品の配信が盛んに行われるようになった近年、劇場上演の「今、ここ」でしか体験できない'空間'を実感する要素として'音'や'光'の存在感が改めて増してきています。
今回の舞台芸術創造セミナーでは、マルチチャンネル音響作品や照明・動く美術機構をもちいた舞台作品を製作している細井美裕と、演出家の額田大志による、音と身体、という異なるメディアを使った作品創作の可能性を探るワークショップを実施します。
参加者の皆様には劇場でのマルチメディアチャンネル音響のシステムについての簡単なレクチャーの後、実際に劇場での実験に参加し、どんな作品創作が可能かディスカッションし実現可能性を探ります。マルチメディアシステムチャンネルスピーカーと身体とのクリエーションについて一緒に考えてみませんか。

ご来場される皆さまへのお知らせとお願い(新型コロナウイルス感染症関連)

ご来場前に「愛知県芸術劇場主催公演にご来場される皆さまへのお知らせとお願い(新型コロナウイルス感染症関連)」をご覧ください。

概要

開催日時

2022年12月8日(木)16:00~18:00
2022年12月14日(水)15:00~18:00

クリエーションチーム

細井美裕 サウンドアーティスト

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山口情報芸術センター[YCAM] scopic measure #16 細井美裕「Lenna」
撮影:谷康弘 写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]

馴染みない技術を取り入れることや分野の横断には、双方の理解とコミュニケーションが必要になります。できる、できないの知識だけでなく、どのようなプロセスを経てできあがっていくかを知ることも一つのコミュニケーションです。私たちの初動を是非覗きに来てください。

1993年愛知県岡崎市出身。マルチチャンネル音響をもちいたサウンドインスタレーションや、屋外インスタレーション、舞台公演、自身の声の多重録音を特徴とした作品制作を行う。これまでにNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]無響室、山口情報芸術センター[YCAM]、東京芸術劇場コンサートホール、愛知県芸術劇場小ホール、日本科学未来館、国際音響学会AES、羽田空港などで展示。第23回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞、Forbes 30 under 30 Japan アート部門、世界のオーディオカルチャーをプッシュする24人[SHURE24]など受賞。

額田大志 演出家・作曲家・劇作家

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©コムラマイ タカラマハヤ

作品のために行われるいくつかの実験を、参加者の方々と共に体験して言葉にしていきます。領域の異なるコラボレーションにおいて、言語化は不可欠です。新しい何かが生まれそうな場を、一緒に覗きながら考えてみたい方をお待ちしています。

1992年東京都出身。作曲家、演出家。8人組バンド『東京塩麹』、演劇カンパニー『ヌトミック』主宰。「上演とは何か」という問いをベースに、音楽のバックグラウンドを用いた脚本と演出で、パフォーミングアーツの枠組みを拡張していく作品を発表している。『それからの街』で第16回AAF戯曲賞大賞、古典戯曲の演出でこまばアゴラ演出家コンクール2018最優秀演出家賞を受賞。次作のほか、Q/市原佐都子『バッコスの信女-ホルスタインの雌』などの舞台音楽、JR東海『そうだ 京都、行こう。』などの広告音楽も数多く手掛ける。

伊藤隆之(山口情報芸術センター[YCAM]) サウンドエンジニア・システムエンジニア

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©Gottingham

山口情報芸術センター[YCAM]の2003年開館に際して音響エンジニア/プログラマーとして着任し、それ以降、アーティストや技術者・研究者とともに多くのプロジェクトや作品・ワークショップの制作に関わる。現在は、YCAMの研究開発プロジェクト全般のディレクションを担当するほか、レコーディングやコンサートPAなどの音響エンジニアリング、ソフトウェア開発、バイオテクノロジーなどを用いて、分野を限定せずに活動している。

高原文江(山口情報芸術センター[YCAM]) 照明デザイナー

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©Gottingham

高校在学中日本画を学ぶ。京都造形芸術大学に進学し舞台制作を学ぶ傍ら、在学中から演劇やコンテンポラリー・ダンスなどの舞台公演の照明デザインに携わる。2008年4月、YCAMのスタッフに着任。展覧会や公演など、YCAMの主催事業全般における照明デザインとオペレーションを担当。作品のクオリティを高めるために構想段階から制作に関わること、またジャンルを越境することの重要性を意識しながら、業務にあたっている。

会 場

愛知県芸術劇場 小ホール

参加料

2,000円
※当日受付にて現金払い

定員

先着10名

参加対象

上記2日間スケジュールに参加可能で、マルチチャンネルスピーカーシステムを使用した舞台芸術やパフォーマンス作品のクリエーション過程に興味のある方

申込方法

【メール】ws5@aaf.or.jp
【件名】「TheaterIdioms」
本文に以下の情報をご記入の上、お申し込みください。
 ①名前(ふりがな)
 ②連絡先(携帯電話等)
 ③普段の活動と志望動機(簡単に)

※ご記入いただいた個人情報は、愛知県芸術劇場(公益財団法人愛知県文化振興事業団)にて厳重に管理し、本事業を運営するために使用し、それ以外には使用しません。
※当日の実験の様子はアーカイブ作成のため撮影・録音します。ご了承ください。

助 成 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会