自主事業:劇場と子ども7万人プロジェクト
第22回AAF戯曲賞受賞記念公演『とりで』
戯曲の面白さを味わいつくす!
AAF戯曲賞受賞作を2つの演出で連続上演
「陸の孤島」と呼ばれる住宅地の空気、空き部屋の増えたがらんとした家、そこに住まう人々の孤独。とりとめのない家族の会話と静かな時間。
演劇作家・村社祐太朗が執筆した会話劇『とりで』を、澄井葵、羽鳥嘉郎の2人の演出家が異なる視点で創作し、連続上演します。
そして、建築家中山英之がデザインする舞台美術により、客席空間では普段とは違った感覚がもたらされます。ぜひ劇場で体験してください。
作:村社祐太朗
演出:澄井葵
出演:江上定子
中澤陽
二瓶翔輔
山口未知(劇団B級遊撃隊)
©️HATORI Naoshi
演出:羽鳥嘉郎
出演:石田みや
古賀菜々絵
斎田実優(アメージングプロモーション)
池田大知
©️HATORI Naoshi
出演者情報掲載のお知らせ(2025/2/8):
詳細は以下の「スタッフ・キャスト」よりご覧ください。
概要
開催日 |
2025年12月19日(金)14:00 ※ ロビー開場:開演30分前、客席開場:開演15分前 19日(金)終演後アーティストトーク(無料・予約不要)
20日(土)終演後感想シェア会(無料・要予約) ※ 詳細は決まり次第、お知らせいたします。 |
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会 場 | 愛知県芸術劇場 小ホール |
主催・企画制作・製作・お問合せ |
愛知県芸術劇場 |
助 成 |
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スタッフ・キャスト
スタッフ | 舞台美術デザイン:中山英之 照明デザイン:吉本有輝子 舞台監督:北方こだち チラシデザイン: とりやまゆり プロデューサー:仲村悠希 |
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チケット情報
チケット料金 |
全席自由・整理番号付 ※U25は公演日に25歳以下対象(要証明書) |
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チケット取扱 |
一般発売 2025年9月12日(金)10:00~ 愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階) TEL 052-972-0430 平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00 (月曜定休/祝休日の場合、翌平日) ※ 開演後のご入場はお待ちいただく場合があります。 |
鑑賞サポート
託児サービス (要予約) |
【12月20日(土)公演】 対象:満1歳以上の未就学児 |
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鑑賞サポート |
【12月21日(日)公演】 日本語バリアフリー字幕(ポータブル)の貸し出し(無料・要予約)*12月21日(日)13:00〜 ※ご希望の方は劇場事務局 TEL 052-211-7552までご連絡ください。 |
小・中・高校生招待
【劇場と子ども7万人プロジェクト(小・中・高校生招待)対象公演】
申込受付:9月12日(金)10:00~
※ 中学生以上推奨
(要事前予約・枚数限定・先着順)
※ 入場は電子チケット「チケットれすQ」での入場になります。招待・購入にかかわらず手数料(1枚あたり77円)が必要です。
プロフィール
左から村社祐太朗氏、澄井葵氏、羽鳥嘉郎氏
やり取りが進むにつれて読みやすくなる時、いくつか不安にもなる。このひとはこの顔をしているべきなんだろうか。あるいは声ももうある気がしているが、これはいつか聞いたことがあるようだと。似ているものをなぞりながらすれば手早く済むことが多いが、「似ている」とは違いが分かっているときに使う言葉でもある。もう一度考えるのもよくその後だと思う。
作:村社祐太朗/Yutaro Murakoso
新聞家主宰。演劇作家。1991年東京生まれ。訥弁の語りを中心に据え、書くことや憶え繰り返すことを疎外せずに実現する上演に取り組んでいる。近年は観客の座席の設計・制作も手掛けている。2018年利賀演劇人コンクールにて奨励賞を受賞。2019-20年度公益財団法人セゾン文化財団セゾンフェローI。2020-22年度THEATRE E9 KYOTOアソシエイトアーティスト。戯曲『とりで』(2022)が第22回AAF戯曲賞大賞。24年2月京都芸術センターにて茶会の形式を借りた新作『生鶴』を発表。
家に居る、ということを考えています。これまでにどんなことがあって、ここに居る ことになっているのかとか。ここで、どうやって、生活をすることになっているのかとか。人が暮らすということの、途方もなく積み上げられたものや時間や質量を感じさせ られて、クラクラします。そういうあらゆる積み上がりの中の、いつも演劇がやっていることとして今回も、一瞬一瞬のできごとの軽重を感じてもらいたいと思っています。
演出:澄井葵/Aoi Sumii
岐阜県出身。演出家。明治大学文学部演劇学専攻卒業。自身のユニット「,5(てんご)」を東京で旗揚げ。2011年から地元に戻り、名古屋を中心とした活動を始める。人の持つ感覚や普通さに働きかけ、観客俳優問わず感覚を足したり引いたりして、よく台無しにする。最近は,5(てんご)公演『黒門児童遊園』(作:佐々木治己)、『ジとジ』(作:向坂達矢「なにものにも」より)を演出。伏見のとあるネパール料理屋の、トイレへの道のりから、私たちは多くの霊感を得ました。音波の話をしながら俳優は「けんぱ」と言い、子どもが稽古場で寝てしまうときもあります。私たちの上演モデル、一度きりで終わらないそれは、こうして育まれています。「ふしぎなことは偶然じゃない」のでした。そしてここに、すばらしいスタッフワークが新たに加わります。ぜひお越しください。
演出:羽鳥嘉郎/Yoshiro Hatori
1989年ブリュッセル生まれ。演出家、「けのび」代表、サハ。 ワークショップ「自治」シリーズや、石をおかずにご飯を食べる「おかず石」などを各地で展開。京都国際舞台芸術祭 KYOTO EXPERIMENT フリンジ企画「使えるプログラム」ディレクター(2013‐14年度)、TPAM‒国際舞台芸術ミーティング in 横浜 アシスタント・ディレクター(2014‐17年度)。編著に『集まると使える̶80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動』(ころから、2018年)、エッセイに「大江健三郎と戯曲の体裁」(『ユリイカ』2023年7月臨時増刊号)などがある。女子美術大学非常勤講師、立教大学兼任講師。
関連イベント
ケアについて考える演劇ワークショップ
「聞くことと演劇-クライエントの言葉に何を思うか」
有料・要予約
※ 詳細は決まり次第、お知らせいたします。
日時 |
11月22日(土)10:00-12:00 |
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ファシリテーター |
村社祐太朗 |