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◆2021年度 愛知県芸術劇場 自主事業ラインナップについて

2021年度も愛知県芸術劇場では、県民の皆さまをはじめ、多くの方に楽しんでいただける多彩で充実した事業を開催してまいります。

　大ホールには、勅使川原三郎が当劇場の芸術監督としてはじめて構成・演出・振付をする『風の又三郎』をはじめ、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルが、伝説のバレリーナの生涯を踊る『Two Feet』、日生劇場のNISSAY OPERA『ラ・ボエーム』などが登場します。『風の又三郎』には、東海圏にゆかりあるオーディションで選ばれたバレエ経験者たちが出演します。地域におけるダンスのさらなる活性化と交流促進を目的としたダンス作品をご堪能ください。

　また、夏のファミリー・プログラムでは、毎年人気の日生劇場の物語付きクラシックコンサートや、ノルウェーのダンス・カンパニーによるアンデルセン童話を下敷きにした『えんどうまめとおひめさま』を上演。県内ツアーも含め、家族で気軽に劇場にお越しいただける公演をお届けします。

　そして、年間を通して開催するミニセレでは、オランダ・アムステルダムを拠点に活動するピアニスト・美術家の向井山朋子が、360度の映像空間で演奏するコンサートや、今年10月にグッドデザイン賞を受賞したダンスハウス「Dance Base Yokohama」と創作する新作公演を開催します。

　そのほか、大ホールを無料開放するオープンハウスを開催し、劇場にご興味を持っていただけるような取り組みを行なうほか、舞台芸術の裾野を広げることを目的にした普及啓発事業や、スタッフ・アーティストの両方を育てる人材養成事業にもより一層取り組んでまいります。

　新たな生活様式の中で、感染症拡大防止の対策を講じながら開催してまいりますので、当劇場に足をお運びくださいますようお願い申し上げます。