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スペイン国立ダンスカンパニー

 

スペイン国立ダンスカンパニー

スペイン国立ダンスカンパニーは、1979年に、スペイン国立のクラシックバレエ団として設立。初代芸術監督にヴィクトール・ウラーテを迎える。その後、マリア・デ・アビリア、マイヤ・プリセツカヤらが、歴代の芸術監督を務める。1990年にナチョ・ドゥアトが芸術監督に就任以後、カンパニーは2010年までに45作品ものコンテンポラリー作品を上演。クラシックバレエのルーツをベースとしつつ、コンテンポラリー作品のレパートリーを保有するカンパニーとして大きく舵を切る。 2011年にパリ・オペラ座スターダンサーのジョゼ・カルロス・マルティネズが芸術監督に就任。以後、クラシック作品やスペイン振付家の作品、ネオクラシック・バレエから、コンテンポラリー作品までを網羅するカンパニーとして、進化を遂げている。

ジョゼ・カルロス・マルティネズ

9歳の時、カルタヘナバレエでバレエを始める。1984年カンヌの国際ロゼリア・ハイトーバーに入学。1987年ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラシップ賞を受賞し、パリ・オペラ座バレエ学校に編入。1988年に、ルドルフ・ヌレエフの選択により、パリ・オペラ座バレエ団へ入団。1992年にプリンシパル・ダンサーに昇格、同年ヴァルナ国際 バレエ・コンクールで金メダルを受賞。1997年5月『ラ・シルフィード』公演後、エトワールに任命される。モーリス・ベジャールやピナ・バウシュ、ウィリアム・フォーサイスらの作品に出演する傍ら、自身の振付作品として『ミ・ファボリータ』『天井桟敷の人々』『マルコポーロ・ラストミッション』などを発表している。