自主事業:アーカイブ

サウンドパフォーマンス・プラットフォーム2016

 
ゲストアーティスト・
プロフィール


伊東篤宏

1965年生まれ。美術家、OPTRONプレーヤー。90年代より蛍光灯を素材としたインスタレーションを制作。98年に蛍光灯の放電ノイズを拾って出力する「音具」、OPTRON を制作、命名。展覧会会場などでライヴを開始する。2000年以降、国内外の展覧会(個展、グループ展等)、音楽フェスティバルなどからの招集を受け、世界各国で展示とライヴ・パフォーマンスをおこ なっている。当初、遠隔操作で独立したオブジェクト・スタイルだったOPTRON も数々の改良を重ね、2005年より現在の手持ちの形態となり、所謂サウンドアート的展開からロック〜ジャズ〜クラブミュージックまで、音の大小や空間の規模を問わないパフォーマンスで、様々なタイプのサウンド・パフォーマー達やダンサーとの共演、コラボレーションも多数おこなっている。ここ数年はカールステン・ニコライらの「diamond version」へのゲスト参加や HIP HOPレーベル「BLACK SMOKER records」からのCDリリース等、ジャンルや音楽スタイルの枠を飛び越えた さらなる幅広い展開を見せている。
www.gotobai.net/


photo by Maezawa Hideto

空間現代

野口 順哉(guiter / vocal)、古谷野 慶輔(bass)、山田 英晶(drums)によるユニット。編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲を、スリーピースバンドの形態で演奏。これによるねじれ、負荷がもたらすユーモラスかつストイックなライブパフォーマンスを特徴とする。先鋭的な他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも活発に行っており、その集大成として2015年に連続公演『空間現代 collaborations』を主催。言葉/音/テクノロジーそれぞれの方面から演奏の再構築を行う。13年劇団「地点」の『ファッツァー』(戯曲:ブレヒト)では音楽を担当。生演奏で出演する京都での公演が好評を博し、モスクワ・北京でも上演を行う。地点との共作第二弾として、マヤコフスキー戯曲『ミステリヤ・ブッフ』を15年のF/Tにて上演。
http://kukangendai.com/


photo by 松本美枝子

Sachiko M

sinewaves, 即興演奏家,作曲家。テスト用の信号音(サインウェーブ)を使った電子楽器を演奏し世界的に活躍する即興音楽家。2003年アルスエレクトロニカ・ゴールデンニカ賞受賞。サウンドインスタレーション作品発表、写真集出版など活動が多岐にわたる中、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」劇中歌の作曲に参加。大友良英と共に手がけた「潮騒のメモリー」で第55回日本レコード大賞作曲賞受賞。以降ドラマの劇中歌を中心に作曲活動を開始。さらに「地元に帰ろう音頭」では盆踊りの振付にも挑戦するなど、さらなる活動を広げつつある。14年 国際交流基金 Asia Center, ENSEMBLES ASIAプロジェクト "Asian Sounds Research" プロジェクトディレクターに就任。15年6月 マレーシアペナン島にて「OPEN GATE ~ 動き続ける展覧会」をキュレーション&ディレクションを行った。
http://teamsachikom.wix.com/sachiko-m
https://twitter.com/teamsachikom


photo by bozzo

捩子ぴじん

1980年秋田県出身。ダンサー・振付家。2000年から2004年まで大駱駝艦に所属し、麿赤兒に師事。06年~07年ジョセフ・ナジ振付『遊*ASOBU』(アヴィニオン・フェスティバルを含むヨーロッパ及び日本ツアー)に出演。そのほか、神村恵、手塚夏子の作品や、faifai『アントン猫クリ』等に出演。舞踏で培われた身体性を元に、自身の体に微視的なアプローチをしたソロダンスや、体を物質的に扱った 振付作品を発表。近年は歌や踊りが生まれるシステムを観察し、現代都市の民俗芸能を発明しようと試みている。11年横浜ダンスコレクションEX審査員賞、及びフェスティバル/トーキョーF/Tアワード受賞。2014年トヨタコレオグラフィーアワード・ファイナリスト。
http://pijinneji.blogspot.jp/