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愛知県芸術劇場ミニセレ 東京現音計画#06 ベストセレクション1

 
プロフィール 東京現音計画 とうきょうげんおんけいかく

現代音楽の第一線で活動する演奏家により2012年に結成。日本初演曲を中心としたプログラム、ユニークな編成の委嘱、若手演奏家/作曲家/スタッフへのワークショップなど演奏家サイドから新たな視点を提案していく。2013年『東京現音計画#01』にてサントリー芸術財団第13回佐治敬三賞受賞。

有馬純寿 Arima Sumihisa(エレクトロニクス)

1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する 活動を展開。「サントリー芸術財団サマーフェスティバル」「コ ンポージアム」など国内外の現代音楽祭に参加し、ケージ、ライヒ、ブーレーズ、ノーノ、ミュライユ、一柳慧、武満徹、湯浅譲二、望月京など多くの作曲家の作品の音響技術や演奏を手がける。 また会田誠、小沢剛らとの「昭和40年会」をはじめ美術家とのコラボレーションも多い。平成24年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)。帝塚山学院大学人間科学部准教授、京都市立芸術大学非常勤講師。

大石将紀 Oishi Masanori(サクソフォン)

東京藝術大学、同大学大学院修士課程修了後、2001年渡仏しパリ国立高等音楽院に入学。サクソフォン科、室内楽科、即興 演奏科を全て最優秀の成績で卒業。同大学院課程室内楽科を修了後、2008年に日本に帰国。東京オペラシティ文化財団「B→C」、コンポージアム、サントリー芸術財団サマーフェスティバル、横浜みなとみらいホールJUST COMPOSED、武生国際音楽祭などに出演。またTVCMなどメディア上でも幅広く活躍している。2015年5月初のソロアルバム「NO MAN'S LAND Masanori Oishi plays JacobTV」をリリース。東京藝術大学、洗足学園音楽大学、東邦音楽大学非常勤講師。

神田佳子 Kanda Yoshiko(打楽器)

東京芸術大学卒業及び同大学院修了。ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会で奨学生賞を2度受賞。国内主要オーケストラとの共演や、国内外の音楽祭への参加、ソロやアンサンブル活動に加え、一柳慧、松平頼暁、高橋悠治、近藤譲等をはじめとする多くの作曲家の作品を初演し、若手作曲家との共同作業も多い。正倉院復元楽器の演奏、古楽器との共演、ジャズピアノとのデュオ「TANAKANDA」など、時代やジャンルを超えた打楽器演奏の可能性にアプローチしている。また作曲家としても国内外で作品が演奏されている。PRECUSSION TRIO [The Birds]、Ensemble contemporaryα等のメンバー。

黒田亜樹 Kuroda Aki(ピアノ)

東京芸術大学卒業後、伊ペスカーラ音楽院高等課程を最高位修了。フランス音楽コンクール第1位。ジローナ20世紀音楽コンクール現代作品特別賞。現代音楽演奏コンクール優勝、朝日現 代音楽賞。ビクター「タンゴ2000」「タルカス&展覧会の絵」、 イタリアLIMENレーベル「ブルクミュラーエチュード全曲集」 DVDなど録音多数。サルデーニャのSpazioMusica現代音楽祭、シチリアのエトネ音楽祭出演などイタリアを中心に活動。作曲家の指名により録音した「Piano Collections FINAL FANTASY」等によっても、世界中のファンに親しまれている。2014年「20世紀ピアノ編曲集」を伊オドラデクレーベルよりリリース。

橋本晋哉 Hashimoto Shinya(チューバ)

チューバ、セルパン奏者。パリ高等音楽院第3課程卒。フェスティバル・アゴラ、レゾナンス2003、秋吉台現代音楽セミナー、サントリー音楽財団サマーフェスティバル、コンポージアム、東京オペラシティ「B→C」、NHK-FM「名曲リサイタル」などにソリストとして出演。洗足学園音楽大学講師。「低音デュオ」「東京現音計画」のユニットで活動。