自主事業:

勅使川原三郎版『羅生門』
陽は落ち 朽ちて崩れた門 死体が重なる 鬼が笑う

ご来場される皆さまへのお知らせとお願い

・開演後は、しばらくご入場をお待ちいただく場合があります。またご購入いただいたお席へのご案内ができませんのでお早めにご来場ください。
・上演時間は、約80分(休憩なし)を予定しております。
・新型コロナウイルス感染拡大防止のため、出演者、スタッフなどへの差し入れ、スタンド花、面会等はご遠慮ください。
・ご来場前に「愛知県芸術劇場主催公演にご来場される皆さまへのお知らせとお願い(新型コロナウイルス感染症関連)」をご覧ください。

<当日券のお知らせ>
10:00~17:45 地下2階プレイガイド、18:15より大ホール入口にて販売いたします。
※前売券の販売は、公演前日の正午に終了いたします。

ダンスで迫る、飢餓の時代の真実──。

これまでも内外の多彩な文学作品に着想した数々のダンス作品を創作してきた勅使川原が今回取り上げるのは、近代日本文学を語るうえで欠かせない存在である芥川龍之介の、とりわけ多くの人々に読まれている短編「羅生門」──。その、芥川独特の文体をダンスで表現する、挑戦的な取り組みとなります。
出演は勅使川原自身に加え、KARASの一員として勅使川原の創作で重要な役割を果たしている佐東利穂子、またハンブルク・バレエ団のプリンシパルのアレクサンドル・リアブコがゲストとして登場、音楽では笙奏者の宮田まゆみが参加します(愛知公演は録音)。才能豊かなアーティストたちによる、新たな『羅生門』の誕生に、どうぞご期待ください。

■ KARAS『羅生門』特設ページ

『羅生門』をダンス作品にしようという試みは、私の他の創作と同様、単に物語をダンスでなぞって見せようということではない。芥川の『羅生門』は、平安時代の飢餓、疫病の時代に、生きる術を失い、困り果て、もうこれ以上どうしようもないほどに切羽詰まった人間を描いている。多くの死体が横たわる羅生門の中にぽつんと生き残った人間が、行くところもなく雨の滴る音を聞いている。そんな時ですら、人間には欲があり、どこかに善悪の観念があり、そして裏切りがあり、葛藤があるということが面白く、また滑稽でもある。貧しさの、最低の状況にこそ、鮮明に見えてくる何かがある。私は、羅生門の「鬼伝説」に立ち返るとともに、芥川の筆跡、その文体を、ダンスとしてどう表すことができるか、探っていきたい。

勅使川原三郎

ヴァツラフ・クネシュ来日中止のお知らせ(2021/6/8)
出演を予定しておりましたヴァツラフ・クネシュは、彼が主宰するチェコのダンスカンパニーのやむを得ないスケジュールの変更により、来日が不可能になりました。公演を楽しみにされていましたお客さまにはご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません。何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

概要

公演日時 2021年8月11日(水)19:00開演(18:15開場)
会 場 愛知県芸術劇場 大ホール
スタッフ・出演者

原作:芥川龍之介『羅生門』より

振付・演出・美術・照明・衣装・音楽構成:勅使川原三郎
アーティスティック・コラボレーター:佐東利穂子

出演:勅使川原三郎、佐東利穂子、アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ団)

笙 演奏:宮田まゆみ(録音)

チケット料金

全席指定
S席 7,000円 A席 5,000円 B席 3,000円
U25 各半額

座席表(JPEG/510KB)

※ U25は公演日に25歳以下対象(要証明書)。
※ 未就学児入場不可。託児サービスあり(有料・要予約)。
※ 団体割引(10名以上)、車椅子席は劇場事務局(TEL 052-971-5609 apat_info@aaf.or.jp)にて取扱い。
※ 開演後は入場できない場合があります。
※ やむを得ない事情により、内容・出演者等が変更する場合があります。
※ 6月の月曜日は電気設備点検のため休館いたします。一部ウェブサイトの閲覧やFAX 受信ができない場合があります。

チケット取扱

チケット発売 2021年7月2日(金) 10:00~(※メンバーズは1日早く購入できます。)
愛知県芸術劇場メンバーズウェブ先行 2021年6月25日(金)10:00 ~ 6月26日(土)23:59(S、Aのみ)

愛知県芸術劇場オンラインチケットサービス チケット購入

愛知県芸術劇場メンバーズへの登録が必要です。詳細はこちら

愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)

TEL 052-972-0430

平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00 (月曜定休/祝休日の場合、翌平日)

※購入方法によりチケット代金のほかに手数料が必要になる場合があります。

託児サービス
(要予約)

開場から終演まで、オフィス・パレット株式会社による託児サービスを実施します。
対象:満1歳以上の未就学児
料金:1名につき1,000円(税込)
申込締切:8月4日(水)
お申込み・問合せ:

オフィス・パレット株式会社

TEL 0120-353-528(携帯からは052-562-5005)

月~金 9:00~17:00、土 9:00~12:00(日・祝日は休業)

主 催 愛知県芸術劇場
共同企画・制作 愛知県芸術劇場、KARAS
助 成 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)| 独立行政法人日本芸術文化振興会
協 賛 一般財団法人セガサミー文化芸術財団

 

◆東京公演 2021年8月6日(金)・7日(土)・8(日)東京芸術劇場プレイハウス
主催・お問合せ:KARAS https://www.st-karas.com/

プロフィール

勅使川原三郎 (演出・振付・照明・美術・ダンス)/Saburo Teshigawara

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Photo Akihito Abe

1981年より創作活動を開始。85年KARAS設立。以降、世界中の芸術祭や劇場から招聘を受け公演を行う。独自のダンスメソッドを基礎に美術と音楽の稀有な才能により国内外で、バレエ団への振付、オペラ演出、映像製作等、常に芸術表現の可能性を広げている。2013年に活動拠点カラス・アパラタス開設。20年より愛知県芸術劇場芸術監督。

佐東利穂子 (アーティスティック・コラボレーター・ダンス)/Rihoko Sato

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Photo Akihito Abe

1995年からKARASワークショップ参加。96年より勅使川原振付の全グループ作品に出演。近年では勅使川原のアーティスティック・コラボレーターを務め、創作においても重要な役割を果たす。2019年から振付家としての創作も開始、欧州でも高評を得ており、アテール・バレット(伊)「Traces」を振付けた。今後は自身の創作活動も続く。

アレクサンドル・リアブコ[ハンブルク・バレエ団](ダンス)/Alexandre Riabko

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Photo Kiran West

ウクライナ生まれ。キエフ・バレエ学校、ハンブルク・バレエ学校を卒業、1996年にハンブルク・バレエ団に入団、 2001年にプリンシパルに昇進した。正統派のクラシックの技術に加え、優れた演技力を誇り、ジョン・ノイマイヤーによる『椿姫』『ニジンスキー』をはじめとする数々の作品で、役柄が憑依したかのような迫力ある演技で客席を魅了する。

ニュース

◆ KARAS『羅生門』特設ページ

2021.7.22:宮田まゆみ インタビュー

https://www.st-karas.com/rashomon/#interview12

2021.7.20:アレクサンドル・リアブコ インタビュー

https://www.st-karas.com/rashomon/#interview10

2021.7.18:記者会見レポート

https://www.st-karas.com/rashomon/#interview9

2021.7.14:アレクサンドル・リアブコが捉えた、『羅生門』

https://www.st-karas.com/rashomon/#interview7

2021.7.13:アレクサンドル・リアブコが語る、振付家・勅使川原三郎

https://www.st-karas.com/rashomon/#interview6

2021.7.11:アレクサンドル・リアブコからのメッセージ

https://www.st-karas.com/rashomon/#interview5

2021.6.30:アレクサンドル・リアブコが来日

https://www.st-karas.com/rashomon/#interview4

 

 

 

2021.7.28

チケットぴあ : リアブコを迎え、勅使川原版『羅生門』が本格始動

https://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=202107260000

2021.7.27

Chacott : 危機のさなかにうごめく鬼ーー勅使川原三郎新作ダンス『羅生門』記者会見レポート

https://www.chacott-jp.com/news/worldreport/tokyo/detail022592.html

2021.7.22

中日新聞Web : 勅使川原三郎の新作「羅生門」 人間の本質、ダンスで迫る

https://www.chunichi.co.jp/article/295487

2021.7.21

サカエ経済新聞 : 愛知県芸術劇場で勅使川原三郎版「羅生門」 芥川龍之介の小説を新作ダンスに

https://sakae.keizai.biz/headline/3256/

2021.7.20

Time Out Tokyo : 佐東利穂子インタビュー「文学作品を踊るということ」

https://www.timeout.jp/tokyo/ja/art-and-culture/interview-rihoko-sato

2021.7.20

MEG Web 限定インタビュー : 勅使川原三郎版「羅生門」会見レポート

http://www.meg-net.com/meg/web_interview/rasyomon-108.html

2021.7.18

SPICE:勅使川原三郎版『羅生門』アレクサンドル・リアブコを迎え新作初演~会見レポート&リハーサル写真到着

https://spice.eplus.jp/articles/290179

2021.7.16

ぶらあぼ:芥川龍之介の小説に想を得た、勅使川原三郎版『羅生門』 8月に東京と愛知で世界初演

https://ebravo.jp/archives/94459

2021.7.16

OutermostNAGOYA:勅使川原三郎版『羅生門』8月11日愛知県芸術劇場 見どころを詳報

https://www.outermosterm.com/teshigawara-rashomon2021/

2021.7.16

新書館クララ(Instagram)

https://www.instagram.com/p/CRY49aOglli/

2021.7.15

ステージナタリー:佐東利穂子&アレクサンドル・リアブコと創作する「羅生門」に勅使川原三郎「一歩前へ」

https://natalie.mu/stage/news/436971

2021.7.15

iclassic:【会見レポート】勅使川原三郎版『羅生門』

http://iclassic.jp/mag/archives/2324

2021.7.14

ぶらあぼ:勅使川原三郎版『羅生門』芥川の文体をダンスで表す

https://ebravo.jp/archives/93758

2021.6.1

愛知芸術文化センター情報誌AAC vol.108 ウェブマガジン:愛知県芸術劇場芸術監督 勅使川原三郎 が2つの文学作品をダンスで表現

https://www.aac.pref.aichi.jp/aac/aac108/contents/202106/index01.html

2021.3.30

バレエチャンネル:【特集】愛知県芸術劇場2021-2022! 今こそ観たいダンスのことを、乗越たかおさんに聞いてみた。

https://balletchannel.jp/14608