自主事業:ミニセレ
DaBY ダンスプロジェクト 鈴木竜 × 大巻伸嗣 × evala『Rain』
ご来場される皆さまへのお知らせとお願い(2023/3/10)
開場中、ホワイエにて大巻伸嗣(美術)によるドローイングなどをご鑑賞いただけます。
開演後のご入場はお待ちいただく場合がございますので、時間に余裕をもってご来場ください。
なお、3月12日(日)は「名古屋ウィメンズマラソン2023」開催に伴い、愛知県芸術劇場周辺で交通規制が行われますので、ご注意ください。
▼名古屋ウィメンズマラソン2023ウェブサイト「交通規制のお知らせ」
https://marathon-festival.com/pdf/2023/traffic_control.pdf
チケットは、各日開演直前までDaBY Peatixにて販売しております。会場窓口での販売はございません。
※前後との段差がないフラット席です。舞台の一部が見えづらい可能性がございますので、予めご了承ください。
ご来場前に「愛知県芸術劇場主催公演にご来場される皆さまへのお知らせとお願い(新型コロナウイルス感染症関連)」をご覧ください。
サマセット・モームによる短編小説『雨』から着想を得て創作する『Rain』
主演に新国立劇場バレエ団プリンシパルの米沢唯を迎え、美術 大巻伸嗣と音楽 evalaら、ジャンルを超えた気鋭のアーティストとDaBYの若手ダンサーが挑む最新作
DaBYダンスプロジェクトは、日本のダンス界をリードしてきた愛知県芸術劇場が、グローバルに活躍するダンスアーティストを養成するダンスハウスDance Base Yokohama(DaBY)と連携して開催するダンスシリーズです。今回は、愛知県出身の米沢唯とDaBYレジデンスダンサーらが参加し、初のフルイブニング作品に臨みます。
ご来場の皆さまへお願い(新型コロナウイルス感染症関連)
ご来場前に「愛知県芸術劇場主催公演にご来場の皆さまへお願い(新型コロナウイルス感染症関連)」をご覧ください。
追加席販売のお知らせ(2023/3/2):
3月3日(金)10:00〜 DaBY Peatix にて追加席を若干数販売します。
※追加席は前後との段差がないフラット席です。舞台の一部が見えづらい可能性がございますので、予めご了承ください。
DaBY Peatix https://dancebaseyokohama.peatix.com/
公演日時 | 2023年3月11日(土)14:00開演 2023年3月12日(日)14:00開演 ※ 開場は開演の30分前 |
---|---|
会 場 | 愛知県芸術劇場 小ホール |
出演者・スタッフ |
原作:サマセット・モーム『雨』 演出・振付:鈴木竜 出演:米沢唯(新国立劇場バレエ団プリンシパル) * DaBYレジデンスダンサー |
チケット料金 |
全席自由 ※ U25は公演日に25歳以下対象(要証明書)。 |
チケット取扱 |
チケット発売 2023年1月13日(金) 10:00~ 愛知県芸術劇場メンバーズへの登録が必要です。詳細はこちら 愛知芸術文化センタープレイガイド(地下2階)【予定枚数終了】 TEL 052-972-0430 平日10:00-19:00 土日祝休10:00-18:00(月曜定休/祝休日の場合、翌平日・年末年始休12/28-1/3) DaBY Peatix https://dancebaseyokohama.peatix.com/ ※購入方法により、チケット代金のほかに手数料が必要になる場合があります。 |
託児サービス |
【3月12日(日)公演のみ】 TEL 0120-353-528(携帯からは052-562-5005) |
制作 | Dance Base Yokohama |
お問合せ | Dance Base Yokohama Email: contact△dancebase.yokohama(「△」を「@」に置き変えてください。) 愛知県芸術劇場 TEL: 052-211-7552(10:00~18:00) FAX: 052-971-5541 |
主催・企画・共同制作 | 愛知県芸術劇場、Dance Base Yokohama |
【振付】鈴木竜 Ryu Suzuki
(c)Takayuki Abe
Dance Base Yokohama アソシエイトコレオグラファー。 横浜に生まれ、英国ランベール・スクールで学ぶ。これまでにアクラム・カーン、シディ・ラルビ・シェルカウイ、フィリップ・デュクフレ、インバル・ピント/アブシャロム・ポラック、エラ・ホチルド、平山素子、近藤良平、小㞍健太など国内外の作家による作品に多数出演。振付家としても横浜ダンスコレクション2017コンペティションⅠで「若手振付家のためのフランス大使館賞」などを史上初のトリプル受賞するなど大きな注目を集めており、作品は国内外で多数上演されている。
DaBYでは、2020年度にはDaBYコレクティブダンスプロジェクトに取り組む。また2021年に『When will we ever learn?』『never thought it would』『Proxy』を創作し、愛知県芸術劇場にて初演、 KAAT神奈川芸術劇場にて再演。2022年度には国内外での再演を予定している。
【美術】大巻伸嗣 Shinji Ohmaki
(c)paul barbera _ where they create
岐阜県出身。「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開する。環境や他者といった外界と、記憶や意識などの内界、その境界である身体の関係性を探り、三者の間で揺れ動く、曖昧で捉えどころのない「存在」に迫るための身体的時空間の創出を試みる。
主な個展に、「存在のざわめき」(関渡美術館/台北,2020)、「まなざしのゆくえ」(ちひろ美術館, 2018)、「Liminal Air Fluctuation - existence」(Hermèsセーヴル店/パリ,2015)、「MOMENT AND ETERNITY」(Third Floor-Hermes/シンガポール,2012)、「存在の証明」(箱根彫刻の森美術館,2012)、「ECHOES - INFINITY」(資生堂ギャラリー,2005)。あいちトリエンナーレ(2016)、越後妻有アートトリエンナーレ(2014~)、アジアンパシフィックトリエンナーレ(2009)、横浜トリエンナーレ(2008)などの国際展にも多数参加。近年は、「freeplus × HEBE × ShinjiOhmaki」 (興業太古匯/上海,2019)、横浜ダンスコレクション「Futuristic Space」(横浜赤レンガ倉庫,2019)、「Louis Vuitton 2016-17 FW PARIS MEN'S COLLECTION」(アンドレシトロエン公園/パリ,2016)などでも作品を発表する。
【音楽】evala
(c)Susumu Kunisaki
音楽家、サウンドアーティスト。新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」主宰。立体音響システムを駆使し、独自の“空間的作曲”によって先鋭的な作品を国内外で発表。近作として、2020年に完全な暗闇の中で体験する音だけの映画、インビジブル・シネマ『Sea, See, She - まだ見ぬ君へ』を世界初上映し、第24回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞。2021年1月にリリースした空間音響アルバム『聴象発景 in Rittor Base – HPL ver』が、国際賞プリ・アルスエレクトロニカ2021 Digital Musics & Sound Art部門において栄誉賞受賞。
【出演】米沢唯 Yui Yonezawa
(c)Kenji Azumi
愛知県出身。2010年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団。
2011年ビントレー『パゴダの王子』で主役デビュー。2013年プリンシパルに昇格。2004年ヴァルナ国際バレエコンクールジュニア部門金賞、2006年ジャクソン国際バレエコンクールシニア部門銅賞など。2014年中川鋭之助賞、2017年芸術選奨文部科学大臣新人賞、2018年舞踊批評家協会新人賞、2019年愛知県芸術文化選奨文化賞、2020年芸術選奨文部科学大臣賞、橘秋子賞優秀賞受賞。
愛知県芸術劇場の自主事業にも多数参加している。うち、劇場プロデュース作品としては、2004年ダンスオペラ2『青ひげ公の城』、『戸外にて』(振付:アレッシオ・シルヴェストリン)、2005年ダンスオペラ3『UZME』(振付:笠井叡)、2005年「あいちダンスフェスティバル」にて大島早紀子作品『ユークロニア』にクリエイションから参加して、初演に出演している。
2023.3.9 「鑑賞&レビュー講座2022」受講生執筆記事 鈴木竜氏インタビュー 赤羽美和 愛知県芸術劇場 × Dance Base Yokohama(DaBY)『Rain』が2023年3月11日(土)・12日(日)に、愛知県芸術劇場小ホールにて上演される。1921年に発表された、イギリスの小説家・劇作家サマセット・モームの傑作短編小説『雨』から着想を得て、DaBYアソシエイトコレオグラファーである鈴木竜が演出・振付を手がけ、現代美術作家の大巻伸嗣が舞台美術、evalaが作曲と音響システムを含めた総合的サウンドディレクションを担う。主演には新国立劇場バレエ団プリンシパルの米沢唯を迎え、ジャンルを超えた気鋭のアーティスト達の共創が注目される。鈴木にとって初の長尺、フルイブニング作品となる。 「湿気」。原作から強く受けたインスピレーションを鈴木はそう語る。「抑圧、傲慢、人間関係…生きる上での困難は様々にありますが、それらはすべて目には見えない。原作で描かれる状況や、『雨』から受ける“湿度”もまた、目に見えないものです」。 「目に見えないもの」を可視化するうえで、重要な要素の一つが舞台美術だ。鈴木と大巻は対話を重ね、大巻はオンラインで実際のダンサー達の動きを見ながらドローイングを行ったという。色々なアイデアを検討した結果、大巻が2012年に発表した『Liminal Air - Black Weight』がベースに据えられた。この作品は、天井から大量に垂らされた黒い紐が形作る黒い直方体状の空間であり、“影を物質として捉えること”を試み、空間における影(黒)の質量と空間との関係を可視化することで、鑑賞者が圧力や重力を体験する作品である。なお『Rain』の創作過程で大巻が描いたドローイングはチラシの裏面を飾っている。 鈴木にとって、宙に浮く・触れられる舞台美術は初めての試みとなる。「舞台美術や音楽、照明は空間を作る作業であり、環境を整備し、身体性が立ち上がるもの。いかに身体性を感じられる空間を作り上げるかについて意識しています」。美術、音楽、振付の融合が可視化する「湿気」とはどのようなものか。その湿気を帯びた舞台で、観客は何を目撃するのだろう? 鈴木竜氏インタビュー 冨士本 学 愛知県芸術劇場 × Dance Base Yokohama(DaBY)『Rain』が3月11日・12日に愛知県芸術劇場小ホールで世界初演を迎える。ダンサーとしても国際的に活躍する鈴木竜が、フルレングスのダンス作品の演出・振付に初挑戦する。 原作は、英国の劇作家・小説家のサマセット・モームが1921年に発表した短編『雨』。航海の途上、雨が降りしきる南洋の小島で検疫のため滞在を余儀なくされた乗客らの人間模様を、緊張感を湛えた筆致で綴った名作だ。 鈴木はインタビューに答えて、原作に充満する“湿気”が演出の鍵だと明かした。 さらに鈴木は、モーム作品全体に通底する人間観に迫りたいと意気込む。 『Rain』でトムソンを演じるのは、新国立劇場バレエ団プリンシパルで愛知県出身の米沢唯。2020年に主演した同バレエ団『マノン』では、蠱惑的かつ無垢な女性像を見事に表現し、好評を博した。今回、米沢の卓越した身体性や人物造形に加え、初となる吉﨑裕哉やDaBYの若手ダンサー6人との共演にも注目だ。 ジャンルを超えたアーティストの協働を通じ、モームの描いた世界が100年以上の時を経て我々に何を問いかけるのか。幕開きを待ちたい。 |
2023.3.9 朝日新聞デジタル:プリンシパル米沢唯、あざを作りながら挑むコンテンポラリーダンス |
2023.2.20 美術手帖:舞台美術は大巻伸嗣、サウンドディレクションはevala。愛知県芸術劇場×Dance Base Yokohamaの『Rain』が上演 |
2022.3.30 ステージナタリー:唐津絵理と山本麦子が語る、“実験と出会いの場”としての愛知県芸術劇場「ミニセレ2022」 |
2022.3.13 ステージナタリー:鈴木竜と大巻伸嗣のタッグで立ち上げる「Rain」、出演に米沢唯 |